愛するものを傷つけられると言うこと

改めまして、あけましておめでとうございます。

昨年は仕事、私生活ともに、まさに「停滞」という言葉がふさわしい一年でした。今年は一歩進めて「逃避」へと突っ走りたいと思います。

さて、正月休みもあっという間に終わり、まただらだらと会社に通う日常が戻ってきたわけだが、そんな日常が(一部の人にとって)ぶっ飛ぶニュースが入ってきた。これ。

まちがった。これ。

まあ他の管理人を含めてここを見る人たちのほとんどはスルーするニュースだと思うが、最近「モーニング娘。」を濃いファン(通称「モーヲタ」)のサイトを通じて観察するのが日課となっている俺にとっては大事件。

あ、一応俺の「モーニング娘。」に対するスタンスを書いておくと、誕生当初は、そのアイドルなり損ない(オーディション負け組だし)のグダグダ感と田舎臭さが俺のB級好きな部分にヒットして結構好きだった。ちょうど東京に出てきたときで、同郷が何人かいたのも気になったし。その後無事アイドルへ成り上がり、後藤真希加入で一気に人気になったあたりで「もう俺の時代は終わった」と思って離れた。

その後人数が増えたり減ったりASAYANが終わったりしてかなりどうでもいい存在になっていたが、ある時たまたまあるモーヲタのサイトを見たとき、各メンバーのキャラクタをディフォルメしてネタにした、そのサイトの内容が俺の中で大ヒット、それ以来「モーヲタの視点を借りておもしろがる」というのを基本スタンスに変えて今に至っている。特に後藤真希脱退発表の時に見つけた、アンテナサイトを中心にしたモーヲタ系テキストサイトコミュニティを今では巡回対象としている。

えー、前フリが異常に長くなったが、早い話が今回もこのコミュニティを巡回してこのニュースを知り、それから他のサイトを集中的に見て回ったわけだ。ただ今日は仕事も忙しかったためにざっと眺めた程度だが。で、そこで感じたのは、「なんかやたらと拒否反応があるなあ」ということ。こっちから見れば、紅白出場アイドルと紅白出場アイドルグループを合体させるなんて無茶なことやるなあと面白がってみる程度の事だと思うけどね。これは後藤真希脱退(卒業と書かないと怒られるかな)の時にも思ったけど。

ただいろいろなサイトを読んでいると、どうもモーヲタの世界にはモーヲタコミュニティで育まれた「モーニング娘。」についての物語があり、それが壊されるのに対する拒否反応というのが大きいようだ。先の後藤真希の件にしても、モーヲタコミュニティの中では、後藤よりも同時に発表されたグループ内ユニットの「タンポポ」が再編されてオリジナルメンバーがいなくなると言うことの方が大ニュースだったようだし(このグループは結成、活動の過程が特に物語として愛されていたらしい)。

ふーん、そんなものなのかなあと思いつつTVをつけてみると、漫画家の倉田真由美が「野球の危機」についてインタビューに答えていた。何故こいつが?と思いながらちょっと見てみると、彼女曰く、「女性はルックスで見る」、「野球選手は格好良くない」、「サッカー選手は格好良い」などと言い出したため5秒で電源を切る。

なんじゃそりゃ?格好良ければ何でもいいんかい!そんなバカ女はジャニーズ見ろ!そのコンサート以外は球場に来るな!くらたまsね!

えー、実によくわかりました。好きなものを傷つけられたらどんなに憤慨するかが。これからも精進して他人の心がわかる人間になります(と道徳的に終わってみる)。

でもやっぱり普通の女性は野球だろうが何だろうが顔から入るんだろうな…。男も変わらないしな。あーあ。とりあえずムルアカがんばれ。打倒ボブ・サップ(投げやりに)。

この一年を振り返り気味

 年の瀬ですな。そういえば、クリスマスに関して、楽しみ話ももてないネタもいっさい触れずにスルーしたのがいかにもこのサイトらしい。

 私もbitchと同様、帰省という年末恒例の民族大移動に参加し、現在は実家にいる。札幌は寒い。ええ、寒い。

 先にbitchが実家でのチャンネル争奪について書いていたが、俺の場合、どうもチャンネル権は俺にあるらしく(というより、みんな特に見たい番組が無いため、主張すればあっさり通る)、不本意な番組を見るということはなさそう。

 年末ということで、この一年でも振り返ってみようかと思う。っていっても今年のことなんか覚えてないんだよな。だいたいこの時期の「この一年を振り返る」という番組を見ても、ほとんどが下半期の出来事だしね。まああえていえばカスな一年だったと。年の初めは続けて合コンをやったりして楽しかった気もするけどな。4月を境に仕事でもプライベートでも落ちて行く一方だった。最終的には惰性で流した一年だったと。はっきり言って唯一の明るい話題はこのサイトを立ち上げられたことぐらいではなかったかな。

 とまあ、最後の最後まで愚痴で締めたこの一年、皆さまお世話になりました。来年も、管理人、友人、そしてこのサイトを見てくださる名無しの皆さん、良いネタを提供できるかはわかりませんが、よろしくお願いいたします。

イノキボンバイエだけはゴネてみます

この前のは朝一に見たニュースに衝撃を受けた反動で、ただ単にコピーペーストしただけであるから、正直あれは掲示板に書く類の事であって、現在この日記システムは非常に便利である反面まったく修正ができないということから仕方なしにそのまま残っている。それについては特に問題はない。問題は、いくらなんでも思いつきすぎ。

できればこの「マサ斎藤&タイガー服部が新日離脱」という大半にとってどうでもいいニュースが上の方にあるのは芳しくねぇなあと思っていたところ、いい感じのタイミングで鬼畜が長い文を書いてくれてよかった。内容はよくないことに関するが。で、一応コピーペーストではないちゃんとした文章を書かねばなんか悪いかなぁという気がするのでなんか書きます。

実家に帰ると非常に助かるのが、飯が勝手に出てくるということ。その反面飯を家族そろって一緒に喰う必要がある。で、山の郵便配達でも書いたとおり筆者の実家では飯を喰う掘炬燵スペースにテレビがどっかりと設置してあり、それを付けっ放しで飯を喰うというのが日常化している。それは、母親が飯を作りながらニュースを聞くためにテレビを付けているのがそのまま飯の席に及んでいるという状態であり、テレビを付けなければ気持ちわりぃとか無言の食卓になるということはない。ニュース等が会話のネタになるのは飯の席以外でもよくあることだし、あえて消す道理はないという感じ。

しかしこの場合にかなり重大な懸案事項となるのがその、「実際に映し出されるテレビ番組」なのであって、一人暮らしの場合は家で飯を喰う際に実家と同様テレビを付けて飯を喰うが、そのときは大抵がこのサイトの現在メインコンテンツの一つである映画を見ながらか、プレミアリーグを見ながら喰うことが多い。それは飯を腹いっぱい喰ってその余韻に浸る時間として、自分には2時間ぐらいがちょうどいいから自然とそうなる。別にショートバージョン(一時間くらい)の場合は大映ドラマかアニメ×2、要するにほぼ固定化していてその選定基準は「自分だけが見ていて楽しいもの」これだけだ。

一方家族に限らず複数で飯を喰う場合はそういう独りよがりな我侭はあまりやんないほうがいい。趣向の違うそれぞれがどこかで妥協し、道筋を定める必要があるのだが、こっちは飯を作ってもらっている身分、妥協するなりにも主張するには分が悪い。自然、母親の趣向に合わせたテレビ番組が傍らで放送されながら飯を喰うことになる。これがやってらんない。

かつて一人暮らしをする前、中学高校という「反抗期ど真ん中」な頃は実家で家族で飯を喰っていたけれども、その頃は反抗期よろしくテレビ番組においても一々が気にかかり激しく反抗し、自己の言い分を無理矢理通したことが多かった。しかもゴーストワールドでも書いたように、この崇高なハードロック少年が、飯を喰いながら「爆笑ものまね王座決定戦」など見れるかぁという気概があったが、一通り落ち着いた今ではなんとか耐え忍ぶことができるまでに成長した。

例えば29日の飯時の番組ラインナップ

NHK ニュース7+利家とまつ・加賀百万石物語・総集編[前]

日テレ  超合体!特大生放送!!バンキシャ!プラス1

TBS 2002総決算!さんまのからくりTV超特大号

フジ 大掃除終わったかぁ両さん&ルフィとまずはアニメにどっぷりSPこちら葛飾区亀有公園前派出所

テレ朝 M-1グランプリ2002

テレ東 テレビ三賞受賞記念「壬生義士伝

実家の環境ではBSも映るので

衛星第一 スポーツドキュメント「W杯日本代表”勝利と敗北”」+特集・米イラク・攻防の行方

衛星第二 NHKニュース7+あなたが選ぶ・思い出の紅白・感動の紅白!

NHK-BSD 興奮!熱狂!サッカーワールドカップの31日間

BS日テレ [映]「大統領の陰謀」

BS朝日 高校野球スペシャル”耐えて勝つ”・明徳野球の真実+有田焼の魅力のすべて

BS-i NEWSアカデミー・2002卒業試験スペシャル

BS JAPAN ポケモン+TVチャンピオン「精巧ミニ家作り王」

BSフジ 日本の名車「フェアレディーSR2000」+欧州鉄道の旅

こういう環境なら、一人暮らしの場合はおそらく衛星第一か、NHK-BSDを見る。喜んで見る。しかし実家では筆者一人しか楽しめないのでその選択は消える。たぶん妥協点としてのBS朝日「高校野球+有田焼」という渋い選択はアリだ。誰もあまり関心がないけど、気に障るようなものでもないという。その着眼点を母親及び周辺に持ってもらいたい、がたぶんそこまで配慮はない。

結果的にはおそらく2002総決算!さんまのからくりTV超特大号が放映されながら飯を喰う羽目になるのだろう。それは。テレビ番組でゴネる歳でもないし。

家族が爆笑しているその横で筆者一人が苦痛な飯の席を余儀なくされ、心理的ストレスを抱える図が想像されて悲し。

Death Or Glory

そろそろ私も日記更新しなきゃな、と思ってたのです。何かネタないかな、と今朝シャワー浴びながら思ってて、で何か適当なネタが思いついて、よし適当なネタが思いついたぞ、それについて適当に書こう、あくまでも適当に書こう、とにかく適当に書こう、何故なら私の日記は(そしておそらくほかの二人の日記も)いつだって適当だから、適当に適当に適当に、となったわけです。ところが今朝出勤してホームページを開いてみたらすでにbitchが本日の日記を書いてるではありませんか。日記を更新すると結果的に前の日記を下げてしまうことになるので、同じ日に日記が二つ更新されるのはあまり好ましくないと常々から思っている私は、当然今日は見送ることにしました。明日があるさ、と。

しかしそんな悠長なことを言ってる場合ではなくなった。ショー・ストラマーが死んだのだ。そう、クラッシュのジョー・ストラマーである。自分が外交官の息子であるということに全くめげずに、”Career Opportunities”や”White Riot”などの曲を歌った、あのジョー・ストラマーである。というわけでbitchよ、すまないが、君の日記を下げさせてもらう。

では私はクラッシュというバンドにどれぐらい思い入れがあるのだろうか。とても。相当。かなり。めちゃくちゃ。死ぬほど。と、まあ、そんな感じの単語を並べてもらえれば。「London Calling」は間違いなく私の生涯トップ10に入るアルバムであり、セックス・ピストルズがどうしても好きになれないのも、クラッシュと比べるとやはり音楽的な幼稚さが目立ってしまうというのが大きな理由だと思う(本当はフェアじゃないんだけどね、そういうのって)。パンクはもちろん、レゲエやダブにも興味を抱いたのも、元はといえば彼らが原因である。

そんなバンドの精神的支柱だったジョー・ストラマーが(音楽的支柱はやはりミックだろう)逝ってしまったのだから、そりゃショックはでかい。ただ泣いたりとか、へこんだりとか、そういうのはない。「そうか、逝ったか」ってのが率直なリアクションである。もちろんショックではあることに変わりはないけど。クラッシュが私が生まれる前にデビューし、鼻ったれのガキの時に解散したというのもあるかもしれないが、超リアルタイムだったニルヴァーナのカートが死んだ時もそんな感じだったと記憶している。

そもそも自分のアイドルが死んだ時に泣き崩れたりする人の神経が分からない。hideや尾崎豊など、「寄るな、とにかく寄るな、何でもいいからあっち行け」と言いたくなってしまうような音楽をつくってた人たちに限った話ではない。カート・コバーンが死んだ時も同様のことが起こったが、ニルヴァーナ好きの私にはそれもやはり理解できない。現に今私の敬愛してるミュージシャン、例えば中川敬や中村達也などが死んでも自分がそのような行動に走るとは思えない。音楽家だけでなく、スポーツ選手や作家、政治家もそうだ。その人たちの作品や功績から我々がどんなに感銘を受けたとしても、本当にその人のことを知ることはできないし、そのような錯覚を抱くのは思い上がりのような気がする。悲しいという気持ちはもちろんあるが、自分の家族や恋人や友人が死んだ時の悲しみとは全く次元が違うだろう(私は実際に大切な人を失った経験はまだないが、それぐらいは容易に想像できる)。言いかえれば、ファンの悲しみなど、実際にその故人に親しかった人のそれに比べれば屁みたいなものであって、度を過ぎた悲しみ方をするのはその人たちに失礼ではないだろうか。

とはいえ、ジョー・ストラマーに関してはその心配はないだろう。カートや尾崎何たらの時とは違って、ファンの多くは分別のあるいい大人であり、醜態をさらすような人がいるとは考えにくい。これが1983年とかだったら話は全く違ってただろうが。おそらくみんな彼の冥福を祈り、自分にとってクラッシュの音楽がどんな意味を持っていたかちょっと考え、酒でも飲みながら「London Calling」をかけたりするのだろう。私も家に着いたらそうしたいと思う。

…と思ったんだけど、あのアルバム1年以上前から誰かに貸してるんだよね。い、い、痛え…。まあ「London Calling」が駄目なら「Sandinista」でいっか。

とにかくストラマーさん、素晴らしい音楽をありがとうございます。ぜひロックンロール天国でジョンやジョージに向かって「Phony Beatlemania has bitten the dust」と歌ってください。

旅路ニ季節ガ燃エ落チル



fOULとダイノジで有名な、大分県は湯布院に行ってきた。初大分だったが良い温泉場であったと思う。

大分の人は話し方が広島あたりに似ている。「~だけえのう」を多用していた。

あとこれは東京で生活し、また改めて九州に帰ってくると思うことだが、本州では意外と、ていうかほとんど「柚子こしょう(柚子ごしょう)」の存在が知られていない。湯布院でも柚子やカボスをつかった辛味を扱う店が多かったが、本州ではあまりメジャーではないのかも。

柚子コショウというのは青唐辛子や赤唐辛子を練ったものに柚子を混ぜた香辛料で、ワサビやカラシのような辛味以外に変な味がついているのではなく、爽やかな辛味を持ち味とする。オールマイティに使える香辛料として七味唐辛子とタメを張るであろう。例えば七味唐辛子が得意とするうどん・そば、苦手とする刺身、両方とも柚子コショウは相性最高であるし、刺身には何も考えずワサビをつける人が多いが、これからのトレンディは柚子コショウだ。マイ柚子コショウ。マイ柚子コショウを常とするべし。

隣人が恐い

いや、もうタイトルのまんまですから。隣人が恐いです。何かすごく恐いです。

といっても別に彼がパンチパーマのやーさんとか、暴走族の特攻隊長であるというわけではない。多分。おそらく30代前半ぐらいの、少なくとも容貌はいたって普通の人である。30代前半ぐらいで家賃4万5千円のアパートに住んでるところに関しては何か事情があるのかな、とは思ったりもするが、私もいずれそうなってしまう可能性もあるのでそれはさておき、ということにしておこう。家賃に金使うぐらいならほかのところで贅沢するというライフスタイルを選択したのかもしれないし、何か夢や目標みたいなものがあってそのために節約生活を強いられているのかもしれないし、ただ単に普通に貧乏なだけのかもしれないし、何よりもそれは本人の勝手であって、ネット上のこんなアホサイトで私のようなアホに勝手な憶測をたてられる筋合いは全くないのであって、というわけで隣人さん、ごめんなさい。でもあんた恐いです。

では何が恐いのかというと、キ○○イなんです、彼は。

もともと私は隣人というものに対して割と許容力のある人間だと思う。朝の5時に隣人が女と生殖活動に励んでいる音で起こされても、彼の持続力に感心こそすれ(本当に長いんですよ、これが)、それに対してうんざりすることはない。午前3時に念仏を唱えてても別に全然OKである。彼が倉木麻衣や小柳ゆきなど、少し私の理解の範疇を越えていると言わざるを得ないような音楽をかけてても、私もおそらく彼の理解の範疇を越えているような音楽、例えばザ・フォールなど、をかければいいだけの話である。例えザ・フォールが彼だけでなく私の理解の範疇を越えていたとしても。ていうか私も隣のことを気にせずに音楽を大音量でかけてしまうタイプなので、隣人が同様に私のことを気にせずに色々と不思議な音を出してくれるのは、かえって気が楽である。お互いに相手が発する音に関して文句は言わないという暗黙の了解が成立していると私は勝手に思っている。

しかし最近彼がキ○○イだということに気づいてしまった。

普通でないのだ、彼の部屋から発せられる音が。もちろん音楽や生殖活動の音などは限りなく普通の音ではあるが、そのほかにも彼は大声で奇声を頻繁にあげる。「ウオオオオオ!」「ウキャー!」「ウキョー!」「グエエエッ!」って。ね、普通じゃないでしょ?往年の少年漫画は独特な叫び声の宝庫であるが、それらのキャラがドラえもんのもしもボックスの力を借りるなどして現実世界に足を踏み入れたら、彼らと隣人は次のような会話交わすだろう:

ミスターカーメン「マキマキー!」

ストレイツォ:「MMMMMMOOOHHHHH(ムンンンンンオオオオオオオ)!!」

ジャギ:「あいひひ ぷけけ・・・ どぉえへぷ!! うえ!えお!! へぎ!! ぶひゃ!! であ!! ぶ!! はわわ!! げうっ!! ばわ!!」

隣人:「ウキョー!」

まあさすがに本場の人たちに比べれば隣人のはある程度見劣りするのは否めないが、要はこれで会話が成り立ってしまう、ということだ。恐ろしい世界である。先程「別に全然OKである」で片づけた念仏も、よく考えればちょっと変である。

もちろん本質的に彼の発する音は私にとって迷惑ではない。私が訳の分からない音楽を大音量でかけてる以上、彼にも訳の分からない奇声を大音量で発する権利は十分にあるはずだ。それは分かっている。分かっているのだが、それでも一抹の不安、否、恐怖(と言い切ってしまおう)を感じてしまう。

隣人が恐い。

散財の精算

 12月といえば、大方のサラリーマンにとって、嬉しいビッグイベントが訪れる季節である。もちろんクリスマスではない。そう、ボーナスである。しかし昨今の不景気な世の中、至る所からボーナスカットの話が聞こえてくる。ご愁傷様です。

 かくいう私には無事に出ました。ボーナス!まあ雇用契約で定額支給が決まっているので(だから厳密にはボーナスではない)当然といえば当然なのだが、来年はボーナスが出ないとか、昇給停止だとか、日本から撤退するとか(私の会社は外資系)きな臭いうわさが飛び交っているので、ひとまず安心といったところ。

 ところで、このところボーナスを見込んで普段よりも多めにカードを使っていた気がしていた。ちょっと気になったのでカード会社のページにアクセスし、今月の使用履歴をチェックしてみた。その結果は…

18万円…。

 うーん、どうやら想像以上に無駄遣いをしていたようだ。

 ただ、さすがに学生時代のような「持っている金はすべて使い切る」ような金の使い方をしていては、社会人として訪れるいざという時(会社を辞めるとき、勝負をかける時とかね)に困ってしまう。そうでなくとも無計画な人間と見られて(いや実際無計画なのだが)社会人としてはあまり評価されない。というわけで、今回の私の買い物、いったいどこに無駄遣いが忍び込んでいるのかを分析してみることにした。

・東急ハンズで買った本棚:?5,302(二回払いの二回目)

 これは止むを得ないだろう。ただでさえ本があふれていたし、何よりCDが散乱していたのがみっともなかったので。それにこれは2回払いの2回目であり、実際は先月の精算に含めるべきものなので「今月の無駄遣い」とは言えない。

・北海道国際航空:?22,000×2(往復?44,000)

 いわゆるAirDo。これも帰省には絶対必要なものなので止むを得ない。そもそもこれも11/9に買ったものであり、本来は先月の精算に含まれるべきものなのだが(航空会社からカード会社への請求が遅れたのだろう)。

・ビデオカード(Millennium G550)とFDD:?22,554

 これは、実家に送るPCを整備するために必要だったもの。ビデオカードがなかったため、現在使用しているG400を実家に送るPCに挿し、代わりにメインマシン用のビデオカードを買ったのだ。いわば親孝行であり、子供として当然のことをしたまでである。

・SigmarionII:?21,000

 これは一見無駄遣いに見えるかもしれない。何しろPDAとしてはJornadaが確固とした地位を築いているし、今のところさっぱり使用していないからだ。しかし、このマシンにはNetBSD/hpcmips(いわゆるPC UNIXの一種)を入れるという大目標があり(現在挑戦中)、その作業を通じてBSD系UNIXをさらに深く学習し、その成果をこのサイトへフィードバックしようと計画しているため、この出費はいわば自分への投資、加えて公的な支出ともいえる。

・19インチフラットディスプレイ、ゲーム、ビデオ:?28,308

 19インチディスプレイは、先ほども書いた親へ送るPCに、現在持っている15インチディスプレイをセットで送る予定であるため、これも必然的に必要となったものである(普段使っているのは液晶ディスプレイだろというツッコミは不可)。さすがに19インチとなるとDVDの映像も迫力が段違いである。これは買ってよかった。

 ゲームはBRANDISH4というパソコンのものだ。最近の私は実に2年くらいまともにゲームをしていないのだが、かつて学生時代、寮でこのシリーズの1~3までをクリアした経験を持つ。そんな私なのだから、このゲームをプレイするというのは義務とさえ言えるものである。さらに、これを発見したのは立川のハードオフ。地元立川のメーカーである日本ファルコムのゲームを買うというのは地元経済へも貢献する神聖な行為である(中古だろ、というツッコミは無しの方向で。ついでに手前は世田谷区民だろというツッコミも無しでお願い)。

 最後にビデオ、「Number プロ野球永遠のライバル列伝」だが、これも山田VS落合の対決が収められているということだけを書けば説明不要だろう。

・レンタカー:?13,225

 これは先日のDead Pigeon管理人合宿の際に使用したものである。実は先週の土日に3人でドライブという名の合宿を挙行したのだが、これによりさらにサイト内の連帯は深まり、私のドライビングテクニックが(事故らない程度に)磨かれ、新横浜ラーメン博物館で有名ラーメン店そっちのけでインスタントラーメンのCMに見とれることができたなど、数々の利益を得ることができた。そのため、この投資も決して無駄なものではない。

・シーケンスソフト兼ソフトシンセ「Reason2.0」(キーボードつき限定セット):?52,290

 こいつは一番の大物である。衝動買い度数も高い。しかし、自分のPC遍歴を振り返り、もともと私がPCを触り始めた(もう10年になるのか…)理由が「DTMがやりたい!」というものであったことを考えると、苦節10年にしてやっとそのスタートラインに立ったということが言える。ソフトは期待にたがわぬ出来だし(シンセとアンプなどをつなぐラック裏側のケーブルまで忠実に再現していて、ケーブルが揺れたりする)、これで少なくとも1年は遊べそうだということを考えると決して高いものではない。

結論:今回無駄な買い物はしなかった!!

 こうやって見てみると、一見衝動買いに見えるものにもはっきりと購入目的があり、決して無駄に金を浪費しているわけではないということがわかった。これからも今回のように、必要なものにしか支出しない倹約生活を心がけることとしよう。

 ちょっと無理がある?

返却する私

昨日大学図書館に本を返してきました。市の図書館ではありません。大学図書館。「つうかお前、もう大学卒業したじゃん」と思ったやつ。甘いな。私の出身大学は(どこもそうかもしれんが)卒業生でも申請さえすれば図書館は利用できるのだ。何と素晴らしい制度ではないか。

まあ、申請してないんだけどね。や、申請できるならしたい。市の図書館って(多分)大学図書館よりしょぼいし、利用時間も(多分)短いし、ってか使ったことないし。どこにあるかも分からないし。で、なせ申請してないかというと…

本を滞納してたんですね。在学時から。本を借りたのは多分今年の1月だから、10ヶ月以上の滞納。うへへ。って思わず笑ってごまかしたくなってしまう。もっとひどい輩はいくらでもいるだろうが、それでも図書館側には「%*$#野郎」、とまではいかないとしても(幻想かもしれんが、図書館職員がそんなに下品であってほしくない)、少なくとも「@&%なやつ」、ぐらいには認識されているだろう。多分。

実際私は彼らの仕事を増やしているのだ。本を滞納すると「あんた滞納してますよ」という通知が送られてくるが、それが私のところに何通来たことか。しばらくして来なくなったので、やつら諦めたのかな、しめしめ、と思ってたら親から「早く本返せ」という電話が。何と実家の方に通知を送ってやがったのだ!まあ、当然か。このままでは埒があがらないし、卒業生なので引っ越している可能性もかなりの確率であるし、というわけで基本テクニックのひとつなのだろう。私は24といういい歳になっても未だに親を鬱陶しいと思ってしまう孝行息子であるので、こんなことされては相当迷惑。よっぽど図書館側に「私は引っ越してないので、通知を送るなら私の住所に送ってください、一生のお願いです」という手紙を出そうかと思いましたよ。

しかし結局それは思いとどまり、親には「今度返すよ」とごまかし続けてきたのだが、それもそろそろ限界だろう。実家に送られた通知も3通ぐらいになったし。ということになって昨日わざわざチャリ5分の図書館まで行って返してきたのです。偉いでしょ。

こんなにも長く滞納してきた理由はいくつかあって、その最たるものは、はい、そうです、面倒くさいから。だが面倒くさいだけだったらここまでにはなってなかったと思う。もう一つの理由:怒られるのが恐いから。だって絶対怒ってるはずだもん、やつら。少なくとも私が逆の立場だったらプンプンのカンカンである。怒られたくないからさらに返却が遅れ、そしてそれによって私の恐怖感は増してさらに返しにくくなるという、ダウンワード・スパイラルである。ナイン・インチ・ネイルズに例えるなら。

だが実際返しに言ったら、私の予想に反して向こうは相当下手に出てた。なぜ再三の通知を無視して10ヶ月も本を滞納するようなゴミ男にそこまで下手に出るのか私には理解不能であるが、とにかく下手に出てたのだ。おそらくあの職員は後で「お前下手に出すぎ」と怒られたことだろう。こんなことならもっと早く返せばよかった。うへへ。

とはいえ10ヶ月も滞納して何もお咎めなしというのはあまりにもムシがよすぎる話であって、やはりペナルティはあるようだ。1ヶ月間の図書館利用禁止。あいたた。なわけはなく、私はそもそも卒業生であり、図書館は利用してない。しかし今後使うことはあるかもしれないので、一応申請はしとこうか。晴れてそれをできる身分になったわけだし。もちろん念のため1ヶ月の時間はおくが。

最後に大学図書館の皆さま、返却が遅れてしまって本当に申し訳ございませんでした。

TUTAYAレンタルその後

一回につき10本までという制限があったので、結局一回目と、一回目を返しに行った二回目で合計20本

【一回目】

UEFA CL総集編 2000-2001

楽しいムーミン一家×8

メメント

実際観るやつはメメントだけで、後は録り置きでムーミンとサッカー。一日で返却できた。店員の話では一回につき10本という制限なので、何回でもトライすれば何回でも借りることは出来たっぽい。だからそれを利用してたとえば「西部劇買い占め」とかやって現代のカウボーイ達を困らせて楽しんだり、陰湿な遊びもできたが、それは思ってすぐ消えた。買い占めじゃなくて借り占めか。

【二回目】

COWBOY BEBOP 天国の扉

KAMIKAZE WAR

ビッグ・ヒット

ゲット・ショーティ

スケバン刑事(劇場版)

ドラえもん のび太の鉄人兵団

ダウンタウン ホラー 大魔神怒る

ヤコペッティの世界女族物語

ヤコペッティの残酷大陸

ハイ・フィデリティ

名無しに教えてもらったやつと100円ぐらいでしか借りる気しないやつ。こういうのに意外な名作があったりするからおもしろい。

しかしよくやるわこんなセール。前から思ってたけど、レンタルビデオのFCてその店舗オーナーは投資回収できるんだろうか。いやこれが個人となると自然にぶっ潰れるかAV重視(←これが一番多いね)・セル重視とかに変身すればいいんだけど、FCだとそうもいかんでしょ。やっぱオールマイティーな感じになると思うのよね。

通常ハリウッド系のビデオパッケージに書いてある正規の小売価格が一本12,000円ー20,000円ぐらい、八掛けとして10,000円ー15,000円。新作と旧作になってからのそれぞれの回転率平均とかは知らんけど、新作で10回として旧作(200円)と100円セールで30-110回、まあ総合して60回としようや。一本につき平均60回借りてもらう必要があるのか・・・。これどうよ。どうなんでしょ。以上はすべて妄想であって根拠はなんもないが、なんかあんまりうまく行かない気がする。

そもそもビデオパッケージ一本の正規価格がとてつもなく高いのは子供の頃から疑問だったなぁ。最近になって廉価版(3,980円ぐらいの)も出てきたけど、前は一万数千円で統一されてた。この価格帯でレンタルビデオ屋は仕入れているのだろうか。それとも裏のからくりか。内部を知らないし、それについての詳しい情報も見たことないので全てが推測の域を出ない。でも今日び旧作を一本400円で借りる奴はあまりいない。通常で一本200円、セールで100円、このへんの価格でシノゲないとこれからやってくるであろうビデオオンデマンド(家のテレビで見たい時にダウンロードすることがかなり身近になった感じ)には市場自体が対抗できんよな。

話は戻して、ウザかったのがここぞとばかりに新規会員登録+手元には1本という輩の多いこと。そのせいでレジが大変混雑していた。その一本もどうせ「メリーに首っ丈」とかだろう。よくわからんが。もうこの際100円レンタルの時は新規登録なしで、日頃の会員サービスとしてやった方がいいかもしれない。どうせこのタイミングで会員登録するような輩は今後も100円の時しか来ないしさ。

偉そうに書いてるが、普段は5本1000円でしか借りないです。ごめんなさい。