Software Design 2014年5月号

この号から(やっと)PDFによる電子書籍の販売が始まったのでそちらに切り替え。
この時期のIT系雑誌のお約束として、おそらく新入社員向けの初心者のための記事が特集になることが多い。今号もTCP/IPの基礎講座とUNIXコマンドの話が特集。でも改めて読み返すと自分が知らなかったコマンド(の使い方)が載っていたりして、無駄に年季を重ねた使えないエンジニア(自分)にも役立つ。コマンドなんて体系的に覚えたりせずに必要に応じて調べるだけだから、便利な使い方を知らないことが多いんだよなあ。画像ファイルの加工やフォーマット変換をするconvertコマンドって初めて知った。

Software Design 2014年4月号

特集はMVCモデルの話とロードバランサの話。どちらも自分には疎い分野なのでまあまあ興味深く読める。特にロードバランサについては今後使う機会がありそうだし。データセンタに行くとよく見る「F5」の光る赤いロゴの機器。かつての常駐先でも社内向けシステムしか扱っていなかったから使ったことないんだよね。
他の記事で興味深かったのはSIMの話。こういう8割がた知っているけど2割は初耳という記事が一番読んでいて楽しい。

Software Design 2014年3月号

第1特集は「RDBとNoSQLどちらを選びますか?」。まさに筆者の本職の土俵ですな。まずしょっぱなから「データベースの漢」奥野さんのリレーショナル理論の記事。鉄板ですね。毎回db tech showcaseでお会いするけどなんとなく挨拶できないんだよなあ。あとはRDBとNoSQLの使い分けについての話が続く。これ、今特集を組んだらSQL on Hadoop関連のプロダクト(ImpalaとかPrestoとか)の話が絡んでくるんじゃないかな。

第2特集はプロキシサーバ。プロキシといえばクライアント向けの方(フォワードプロキシ)しか思い浮かばなかったけど、こっちの特集はWebサーバの前に立つリバースプロキシがメイン。ロードバランサとかもこのカテゴリらしい、って全然わかっていない人の感想みたいだけど、実際Web系の仕事をしたことなかったのでよく知らなかった。

Software Design 2014年2月号

第1特集は関数型プログラミング再入門。総論(関数型プログラミングとはなんぞや)がなくいきなり各言語の話に入るので、正直なところ理解するのが難しかった。一応Sparkをいじろうかと勉強し始めているのでλ(ラムダ)式の存在も知っていたが、そのあたりの基礎知識がないと辛いんじゃないかな。

第2特集は「2014年IT業界はどうなるのか?」。こういうのは年末に振り返って答え合わせをするという意地悪なことができるね。個人的には今年の流行プロダクト、DockerとSparkがどれだけ触れられていたのかなあと思って読んだが、残念ながらほとんど言及はなし。でも書いてあることはそれほどずれていなかったように思う。というより現実の方が若干遅いくらいか。

Software Design 2014年1月号

Software Design全バックナンバーをレビューしようと意気込み、しかし20年以上前の雑誌のレビューなんてだるいと思って中断して1年余り。気づけば今年のエントリーが一つもない!これまでなんとか毎年更新し続けてきたので途切れるわけにはいかん!というわけで、今年の正月休みは勉強を兼ねて今年のSoftware Designを読み直して感想を書くつもり。

というわけで第1回は1月号。毎年恒例(?)のお守りシールがおまけについたこの号、正確には昨年12月発売のもの。特集の一つ目はシェルの話。普段何気なく使っているけれどもあまり深く使い込んでいないので、このような基本的な特集でも興味深く読める。って永遠の初心者だな、自分は。しかし今の仕事だとお客様納品のサーバの構築とか検証用・デモ用マシンの設定がメインなので(つまり自分のアカウントを作って使うわけではないので)、そんなにカスタマイズはできないなあ。

特集の2つ目は10GBase-Tのケーブリングの話。10Gb-NICといえば、先日あったRJ45(つまり10GBase-T)のカードを入れてサーバを納品したらスイッチ側がSFP+だったという失敗を思い出した。10G以上だとケーブルは気をつけなきゃいけないね。40Gまで行くとQSFP+(InfiniBandと一緒のやつ)しかないだろうから(規格上は40GBase-Tがあるらしいけど)、間違えないだろうけど。