返却する私

昨日大学図書館に本を返してきました。市の図書館ではありません。大学図書館。「つうかお前、もう大学卒業したじゃん」と思ったやつ。甘いな。私の出身大学は(どこもそうかもしれんが)卒業生でも申請さえすれば図書館は利用できるのだ。何と素晴らしい制度ではないか。

まあ、申請してないんだけどね。や、申請できるならしたい。市の図書館って(多分)大学図書館よりしょぼいし、利用時間も(多分)短いし、ってか使ったことないし。どこにあるかも分からないし。で、なせ申請してないかというと…

本を滞納してたんですね。在学時から。本を借りたのは多分今年の1月だから、10ヶ月以上の滞納。うへへ。って思わず笑ってごまかしたくなってしまう。もっとひどい輩はいくらでもいるだろうが、それでも図書館側には「%*$#野郎」、とまではいかないとしても(幻想かもしれんが、図書館職員がそんなに下品であってほしくない)、少なくとも「@&%なやつ」、ぐらいには認識されているだろう。多分。

実際私は彼らの仕事を増やしているのだ。本を滞納すると「あんた滞納してますよ」という通知が送られてくるが、それが私のところに何通来たことか。しばらくして来なくなったので、やつら諦めたのかな、しめしめ、と思ってたら親から「早く本返せ」という電話が。何と実家の方に通知を送ってやがったのだ!まあ、当然か。このままでは埒があがらないし、卒業生なので引っ越している可能性もかなりの確率であるし、というわけで基本テクニックのひとつなのだろう。私は24といういい歳になっても未だに親を鬱陶しいと思ってしまう孝行息子であるので、こんなことされては相当迷惑。よっぽど図書館側に「私は引っ越してないので、通知を送るなら私の住所に送ってください、一生のお願いです」という手紙を出そうかと思いましたよ。

しかし結局それは思いとどまり、親には「今度返すよ」とごまかし続けてきたのだが、それもそろそろ限界だろう。実家に送られた通知も3通ぐらいになったし。ということになって昨日わざわざチャリ5分の図書館まで行って返してきたのです。偉いでしょ。

こんなにも長く滞納してきた理由はいくつかあって、その最たるものは、はい、そうです、面倒くさいから。だが面倒くさいだけだったらここまでにはなってなかったと思う。もう一つの理由:怒られるのが恐いから。だって絶対怒ってるはずだもん、やつら。少なくとも私が逆の立場だったらプンプンのカンカンである。怒られたくないからさらに返却が遅れ、そしてそれによって私の恐怖感は増してさらに返しにくくなるという、ダウンワード・スパイラルである。ナイン・インチ・ネイルズに例えるなら。

だが実際返しに言ったら、私の予想に反して向こうは相当下手に出てた。なぜ再三の通知を無視して10ヶ月も本を滞納するようなゴミ男にそこまで下手に出るのか私には理解不能であるが、とにかく下手に出てたのだ。おそらくあの職員は後で「お前下手に出すぎ」と怒られたことだろう。こんなことならもっと早く返せばよかった。うへへ。

とはいえ10ヶ月も滞納して何もお咎めなしというのはあまりにもムシがよすぎる話であって、やはりペナルティはあるようだ。1ヶ月間の図書館利用禁止。あいたた。なわけはなく、私はそもそも卒業生であり、図書館は利用してない。しかし今後使うことはあるかもしれないので、一応申請はしとこうか。晴れてそれをできる身分になったわけだし。もちろん念のため1ヶ月の時間はおくが。

最後に大学図書館の皆さま、返却が遅れてしまって本当に申し訳ございませんでした。

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