うわ、かぶった。

MEGUMI、渋井陽子にエール

誰でも考えることは同じようで。

朝、フジのお天気ニュースを見ていたら、以前「恋のから騒ぎ」に出ていた小林麻央が出ていた。と思ったら

TBS小林麻耶アナ妹がフジG帯に進出

なのだそうで。

しかし「恋のから騒ぎ」も、よく今まで続いてるな。俺が高校のころからだからもう10年くらいやっているのか?そういや話は変わるが、「深夜のバカ力」ももう10年近くやってるんだな。この番組ですごいのは、構成作家の渡辺氏が、俺が聞き始めた(放送を開始した)高校3年の時も、受験に失敗して一浪していたときも、その後大学に入って東京に出てきたときも、大学を卒業して就職したときも、ずっと大学生だったことだ。確か数年前にめでたく在籍期間オーバーで除籍になったはずだが、ある意味この番組の象徴なのかも。

忘れ得ぬ君

2003-2004シーズン前半を振り返る ~その1~

始まりは金にまつわる事柄が多かった。ベッカムがマドリーに移籍し、チェルシーにアブラモビッチがやってきて200億円+α補強、ムトゥ・クレスポ・ダフ・マケレレ・ヴェロン・グレンジョンソン・ジョーコール・ウェインブリッジ・ジェレミなど多くのポジションに複数の豪華選手をそろえ、スメルティンなんぞは獲得したら即レンタル放出したり、元々活きのいい選手が多かっただけに一気に世界有数のスーパーチームになってしまった。実際プレミアリーグ、チャンピオンズともに強さを発揮していて今のところは成功と言えるだろう。



ただこのアブラモビッチという人物、ナンバーのコラムには胡散臭い人物として書かれているが、また別に「生まれながらに元々大富豪の一家で、いいとこの坊ちゃんである」という情報も聞いたことがあるし、その実体は謎に包まれている模様。要するに、金は出したんだし余計な詮索はやめておけと。


一方で多額の負債で骨抜きにされたリーズ・ユナイテッドはスタートから大ズッコケ、キューウェルを激安でリバプールにもっていかれるわ、さんざんな状況だったが若干持ち直しているようである。


あと非常にローカルな、日本における海外リーグ視聴環境についてちょっとした事件があった。昨シーズンまではスカパーのJSSで放送されていたリーガエスパニョーラの放映権をリーグ開幕寸前にWOWOWが4億で獲得(昨シーズンまでは10分の一程度だったらしい)、ここまではスカパーとWOWOWの企業間競争の範疇で文句は言えないが、この後WOWOW専属アナウンサーが当てつけがましいコラムを書いてしまい波紋を呼んだ。詳しくは

http://216.239.57.104/search?q=cache:gFdfAN6tdsgJ:www.toruiwa.tv/offmike/index2.html+%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%80%80%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%84&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8

http://gazfootball.com/column/media-wowow.html

リーガ、ゲッツ!


これによって、8月31日に放映されたFoot!リーガ開幕スペシャルは9月以降映像を使うことができなくなりすべて放映中止、お蔵入りとなってしまった。Foot!は以降映像を使えない関係上イラストレーターの絵を使用することで急場を凌いで、リーガのハイライト一色だった構成から、サッカーとは切り離せないスペインの文化を広く含んだより内容の濃い構成になっている。

今シーズンからTBSのスポーツ番組(特にスーパーサッカー)でチャンピオンズリーグではなくリーガのハイライトをやるのと、フジがチャンピオンズリーグの中継(マドリー戦が多い)を始めたのはこのことに関係している。チャンピオンズリーグ放映権をスカパーにぶんどられ、危機に瀕したWOWOWの窮余の策は奏功したのかどうかわからんが、早いとこリーガを返して欲しいものだ。単純に見たいけど見れねえから。


続きはまた

ロード・トゥ・パーディション ★★★☆☆

マフィアの幹部マイケルが色々あって息子マイクと一緒に旅する話。
はじめタイトルを「ロード・トゥ・パーティション」と思って、それでマフィア映画となるとなんらかの抗争による別離なのかなと見ているうちに、確かにそんな感じにはなっていくのだが途中で「パーディションという街にいくぜ我々は」というのであ!パーティションじゃなくてパーディションかよと、物語とは全然別のところで気になった。
時代設定はアルカポネのマフィア時代で、その時代にあった実際のマフィアのあり方(早い話がゴッドファーザー的血縁・契り重視)が物語全体のキーとなっている。物心ついたくらいの子供が親の仕事について詳しく知りたがるというのは自然なことだが、この息子マイケルは好奇心が強いつーか行動力があるつーか、結局そのせいですべてが悪い方向に動き出す、また物語が進行するというのがうまい導入だなあと思った。
とこのような導入からクライマックスまで、行動の動機付けや因果関係まで淀みなく、またまた現代ハリウッド映画にありがちな「スチーブンスピルバーグの 映画!こう作ればおもしろくなる」本を見たまんまつくったような、かっちり型にはめた作りになっているので隙がなく面白くないわけがない。と同時にこれも何遍もこういう映画で書いた気がするが、これが一生もんの映画として永年記憶に刻まれるかというと、それは絶対にあり得ないわけで、そもそもこういうのはテーマが何であれ興行重視なんだから余韻はともかく長い間記憶に残るというのは結構まずい。だから敢えてなのかどうだか、パーフェクト超人並みに予算かけて完璧に作るのが特徴である。
なので、マフィアやドンパチ映画に必須なポイントともいえる「銃の撃ち方への美意識」「殺しの美学」なんてものはあまり重視されず、物語に重きが置かれる(象徴的なのは、なんか変な殺し屋がチョイチョイでてくるのが効果的だったり)のが残念といえば残念だ。マイクが売春宿に取り立てに行った時の間合いの取り方、間の作り方はよかったが、あとは殺しに対する怨念のようなものが見えなかった。やっぱマフィアは殺し合いでなんぼ、いや数出せってわけじゃなくて、質がよければ上記のようにワンポイントでも記憶に残るんだよなー。

大晦日

私は所詮一般大衆にすぎないので、大晦日にやることといったら、いかにチャンネルを切り替えて各種格闘技イベントを無駄なく観るか、ということに熱中することしかない。

というわけでPrideも曙VSボブサップも猪木祭りも観たが、感想はとりあえずパス。しょっぱいね。。。

一通り終わったところで、今年はついにほぼ観ることがなかった紅白にチャンネルを変えてみる。ちょうど最後の投票をやっていたのでぼーっと見ていた。結果、紅組への得票0。紅白の投票ってガチンコだったんだね。

2003年は、相変わらず彼女は出来ないし、実家は崩壊しかかるし(持ち直したけど)、私生活はろくなもんじゃなかったけど、とりあえず乗り切れました。たぶん来年もだらだら生きながらえると思います。

では皆様、良いお年を。

ROUND 16

アーセナル 2 – 0 ロコモティブ・モスクワ

結局アーセナルは3試合終わった時点の勝ち点1(0-1-2)から、その後3つ勝って勝点10となりグループリーグ首位通過といい具合に収まった。特にこの試合ではヴィエラが復帰し、ジウベウトとのコンビではかなり中盤にしっくり感がある。そのため決定的に押し込まれるという状況がほとんどなく、両SBも効果的に攻撃参加し、実にアーセナルらしい奪ってからの速攻、早いパス回しからのスペース作りを楽しむことが出来た。

一方インテルはラスト3つでいい結果を残せず3位となりUEFAカップへ回る。その間監督解任やヴィエリ不振など、まあ不運な敗退なんだろう。

他にも最終節には劇的な試合がいくつかあった。前に書いたクラブ・ブリュージュ – アヤックスも激闘だったし(この試合だけ見ても凄かった)、PSVは最終試合で逆転が見えたもののデポルティーボの底力をみせられ、スパルタ・プラハはポボルスキー様々、意外な勝ち抜けはいくつかあった。

シュツットガルト VS チェルシー

FCポルト VS マンチェスター・ユナイテッド

レアル・ソシエダ VS リヨン

セルタ・ヴィーゴ VS アーセナル

バイエルン・ミュンヘン VS レアル・マドリー

スパルタ・プラハ VS ACミラン

デポルティヴォ VS ユヴェントス

ロコモティブ・モスクワ VS モナコ

第1戦- 2月24日、25日

第2戦- 3月9日、10日

主観でランク分けすると

1 マンチェスター・ユナイテッド レアル・マドリー ACミラン ユヴェントス

2 チェルシー アーセナル バイエルン・ミュンヘン デポルティヴォ

3 シュツットガルト FCポルト レアル・ソシエダ セルタ・ヴィーゴ リヨン モナコ

4 スパルタ・プラハ ロコモティブ・モスクワ 

スタメンのポテンシャルだけ見るとアーセナルはもちろん、シュツットガルト・チェルシーも十分いけるだろうが、バックアッパー・一発勝負の運不運なんかを考えるとこうなった。

てことで決勝はそれまでの組み合わせにもよるが、マドリー – ユナイテッドあたりでいきそうな感じ。アーセナルはベスト8で御の字です。

クラブ・ブリュージュ 2 – 1 アヤックス

UEFAチャンピオンズリーグ・グループHは、ここまでACミランの勝ち抜けが決定している以外、3チームの勝ち点差が1の混戦状態で最終第6節に残り1チームの勝ち抜けがかかっている。ベルギー・ブリュージュのホームスタジアムは満員のサポーターが共鳴してブリュージュホームの環境を作り出し、また雨の影響でピッチの一部が凍ってしまうほどの悪条件で、早いパス回しをそのスタイルとするアヤックスには不利な状況となっていた。

開始からブリュージュペースで試合が進んでいく。早い時間帯で何度も決定機をつくるブリュージュに対し、その攻撃を跳ね返すことに終始せざるを得ないアヤックスは攻撃どころか落ち着く暇もない状態が続いた。

そして27分、何気ないアーリークロスがPAまで通ってしまい、それに反応したFWランゲがDFに寄せられながらもヘディングシュートでブリュージュ先制。ペースをつかんでいても得点できず、逆に一発の逆襲で敵にあっさり得点されてしまうのはよくあることだが(特にホームで多い)、この時間帯できっちり決めてきたブリュージュはやはり、しぶとさが信条のベルギーのクラブチームなのだなあと感じた。

この後両者攻める時間が続く。アヤックスもピッチに慣れてきたのか、セカンドボールを拾えるようになりそれまでブリュージュサイドでしか動かなかったゲームがフルコートで展開されるようになっていった。

そして前半終了間際、左のミテアのクロスボールをイブラヒモビッチが競った時にベルヘイデンがうっかりハンドでPK、これをソンクが決めて同点となる。イブラヒモビッチが取ったPKなんだから彼が蹴るのではと思っていたが、敢えて昨シーズンまでベルギーでプレイしていたベルギー人、ソンクに任せたのは、またそれを決めたソンクの落ち着いた表情も、このゲーム落とせないアヤックスの意志表明のようだった。

前半は早い段階でブリュージュのゲームとなりアヤックスもリアクションをせざるを得ない状況だったが、一点取られた後は持ち直したようだった。この流れで後半へ。

後半も基本的にはブリュージュペースが続いていくが、アヤックスもカウンターに出るときはいいところまでいくものの決定機には到らない。というのも得意のサイドアタックはブリュージュの守備に押し込まれてあまり機能せず、一本調子の攻めを強いられていたからで、しばしカウンター合戦のようなものが続いた。

アヤックスとしてはこの状況で引き分けでもOKのような、ブリュージュにボールを持たせた感じになり試合は硬直する。勝つしかないブリュージュはポスト役のランゲを下げて山田くん(仮名。名前忘れた)を投入して流れを変えようとする。

そして終了間際の84分にブリュージュのカウンターからアヤックスのクリアボールがなぜか山田くんの足下に入り、ついにブリュージュ勝ち越しゴール。試合はこのままブリュージュが逃げ切り勝利した。・・・が、セルタが2軍ミランに勝ったため結局ブリュージュは勝ち抜けることはできなかった。

ブリュージュは勝つ意志を全面に出し結果を伴わせた力強いサッカーを見せた。いいゲームだった。

TAMA CINEMA FORUM

ここのところ、平日は仕事に追われ、休日はbitchとだらだら過ごすと言うパターンが定着している。先々週はアマラオを見に、先週はバカ映画を見に、と言った感じ。

TAMA CINEMA FORUMという映画祭が毎年秋に多摩市で開かれる。このサイトを見ている人は当然知っていることと思うが、俺は全然知らなかった。で、会社の後輩がなぜかこの映画祭の実行委員をやっており、お友達価格でチケットを売ってくれるというので、せっかくだからbitchを誘って見に行くことにした。

後輩が推薦してくれたプログラムがこれ。なんというか、B級映画もいいところだが、これが3本立てで1,000円ちょっとで見られるというのもめったにないことなので、期待半分、冷やかし半分で見に行った。以下はその感想。ちなみに俺はbitchのように映画を(ビデオででも)普段見ることはほとんどないので、気の利いたことは書けないことを了解して欲しい。

・地獄甲子園

漫☆画太郎原作の漫画の実写映画化。評価が高くなかったのは知っていたので、期待せずに見る。案の定、ギャグらしきものは滑りまくっていたが、話の内容には意外と引き込まれる(多分、俺が単純なだけかも)。終わった後の感想。「これって結構いい話じゃない?」と言うわけで、俺の中での「地獄甲子園」は感動巨編ということに決定。

ちなみに、おれたちの後ろで見ていた学生もしくはフリーターとおぼしき二人組は、劇内のギャグを絶賛し、会場内に笑いがあまり起きなかったことをしきりに不思議がっていた。彼らは幸せ者だ。しかし、フォローとして、俺も蛭子さんがスクリーン上でどアップになったときは吹き出しかけたことを付け加えておく。

・ドカベン

77年製作、水島漫画の驚異の実写版。「コミックス第1巻からなぞっているから柔道ばっかりやっていてほとんど野球シーンは出ない」という話はあまりにも有名。しかし俺はドカベン世代でもないし(この映画が制作された年の生まれ)、コミックスは2巻しか読んでないので、俺の中ではドカベンは柔道漫画。

さてこの映画、山田太郎が朴訥とし過ぎ、岩鬼が葉っぱを加えたまましゃべるため、わざわざアフレコしている、マッハ文朱がアレ、等々見どころ満載だが、全体を見ると、基本線としては青春スポーツコメディ。山田太郎が「気は優しくて力持ち」の権化のような存在で、ものすごく分かりやすいいい話になっている。そう、終了10分前までは。

最終場面で、いろいろあって山田太郎は野球部に入ることになるのだが、ここで新任の野球部監督として出てくるのが御大、水島新司(本人)。これが、どこからどう見てもその辺の居酒屋から抜け出してきた酔っ払いとしか言い様のない風体で、そいつが山田太郎を始めとする登場人物にひたすらノックして終わり、という強引な終え方。うーん、どう見ても続編を作りたかったような終え方なんだが、多分なかったんだろうな。

あと、この映画のもう一つの特徴としては、タイアップが死ぬほど露骨だということ。とにかく登場人物がコカコーラを飲みまくり。スポーツ選手でもがぶ飲み。決闘シーンも特大のコカコーラの看板の前。古きよき時代に思わず思いをはせてしまいましたとさ。

・野球狂の詩

ここまで3時間あまり観て、野球シーンが合計15分くらい。素晴らしき「野球狂伝説」だ、と思っていたが、最後の野球狂の詩ではやっとちゃんと野球をやる野球映画となっていた。

この野球狂の詩、自分はコミックスをだいたい読んでいるのだが、個人的には水原勇気が出てくる前の、わき役キャラクター一人ひとりに焦点を当てた一話完結形式の時の方が好きだった。というわけで、水原勇気編はあまり好きではないのだが、水原役の木之内みどりが結構好みだったので、彼女の入浴シーンがあっただけでOK。あと、岩田鉄五郎が投げるときに発する「にょほほーん」と言う声を実際に俳優がやると、とっても間抜けだということがわかった。

さて、この映画の最大の山場(個人的に)である、水原と野村克也(本人)との対決シーン。このときに、やっぱり出てくるんですよ、御大が。

オープニングのスタッフロールの中に、「メッツファン」(主人公のチーム名は東京メッツ)と言う役で入っていたので、どんな場面で出てくるのか楽しみにしていたのだが、登場の仕方がまたすごい。「ファン」と言う役どころのはずなのに、なぜか水原や岩田に会いに普通にベンチまで来る。二人も二人で、「水島先生」と先生付けで呼ぶ。しかもなんのフォローもなしで。この辺、後年「ドカベン・プロ野球編」などで見られるマスターベーション的臭いをすでに感じ取れてしまう。

というわけで、水島作品の一番の見どころは「水島新司がいつどのように出てくるか」ということに尽きることがわかった。っていうかストーリーはベタなので忘れても構わない。後で漫画を読めばいいし。

ちなみにこの映画もドカベン同様、ラストシーンの尻切れトンボっぷりはすごいものがあり(ある意味ドカベン以上)、ここでは書かないが(面倒だから)、「え、そこで終わり?」と思わず言ってしまうこと請け合い(原作もそんな終わり方だったっけ?)。

最後に、野球マニア的な補足をしておくと、この映画が制作された77年(映画での設定は76年ドラフトから77年開幕まで)、オフに「南海ホークス・野村克也選手」役で出ていた、南海ホークス・野村克也選手兼監督は愛人問題がもとで南海を追い出されることになる。ちなみにこのときの愛人が野村沙知代。もう一つ、この映画の重要な設定である、「野球協約上、女性はプロ野球選手になれない」という条項だが、この項目は平成に入ってから削除され、現在は理論上女性のプロ野球選手が誕生することは可能だ。もちろんまだ誕生したことはないが。

以上。最後に10分の短編(漫☆画太郎原作で地獄甲子園の監督が監督の作品)があったがそれは省略。一言で感想を書くと、「三本立て(それもすべてB級映画)は疲れる」。しかし、見終わってしばらくしてから思い返すと、いろいろな発見があってじわじわと楽しくなってくる。来年もこの映画祭に行くかもしれないな。