荒れた唇とリップスティック

 風邪がなかなか治らない。まあ先週から引いているくせに無理して大学のサークルに遊びに行ったりするのが悪いんだろうな。鼻水は何とか治まったのだが、唇がひどく荒れてしまっていて、口を開けるのも痛いという始末。当然仕事にも身が入らない(別に何もなくても身は入っていないが)。という訳なので、会社帰りにリップスティックでも買うことにした。

 目黒で「BSD magazine(ASCII刊)」と「プロ野球ドラフト全史(ベースボール・マガジン社刊)」を買ってから家路につき、リップスティックは自宅最寄り駅のドラッグストアで買うことにした。店について商品を探すと、そこには似たような商品が二つ。勘の良い方はおわかりだと思うが、あったのは「メンソレータム薬用リップスティック(ロート製薬)」と「メンターム薬用スティック(近江兄弟社)」。ちなみに値段は前者が約300円、後者が約250円。皆様ならどちらを選ぶだろうか。私はこれまでメンソレータムユーザーだったのだが、今回はメンタームを買うことにした。それには安かったと言うこと以外にも一応理由がある。

 元々、メンソレータムはアメリカ人のウィリアム・メレル・ヴォーリズが、日本での布教活動のための資金作りとして1905年にアメリカのメンソレータム社から販売権を取得し、販売を始めたのが日本での販売のルーツだそうだ。このときに設立したのが近江兄弟社という会社である(設立は1920年)。ちなみに近江兄弟社の社名は、所在地の近江八幡市と「人類皆兄弟」のキリスト教精神を表すもので、べつに近江さんという兄弟がいたわけではない。

 というわけで、元々メンソレータムは近江兄弟社の商品だったのだが、1964年に創設者のヴォーリズが死去した後経営が悪化し、1974年に倒産してしまう。この際、近江兄弟社はメンソレータムの販売権を返上し、リトルナース(メンソレータムのふたに書いてあるあれね)の商標も売ってしまう。その結果、翌75年にロート製薬がメンソレータム社から販売権を取得、ついでにリトルナースの商標も手に入れてメンソレータムの日本での販売を開始し、現在に至っているのだそうだ。

 そんな悲運の近江兄弟社だが、その後再建を図り、大鵬薬品の資本参加などで見事に復活する。その鍵となったのが、かつてメンソレータムをライセンス生産していた工場を利用して生産した商品、「メンターム」である。こうして、ドラッグストアには今でもほとんど同じような商品が二つ並んでいるのである。ちなみにメンタームのシンボルマークは「メンタームキッド」と言うんだと。

 ちなみにメンソレータムの元祖である米国メンソレータム社だが、88年6月にロート製薬に買収されてしまった。と言うわけで、現在メンソレータムは名実ともにロート製薬のものである。

 ちなみに創設者のヴォーリズという人は建築家としても有名で、各地にヴォーリズ設計の有名建築が存在している。また教育にも熱心で(元々英語教師だし)、近江兄弟社学園も設立している。近江兄弟社高校は甲子園にも出場しているね(1993年夏)。企業の名前が付いた珍しい高校だと言うことで当時話題になったことを俺も覚えている。それにしても多才な人ですな。

 というわけで、こんな近江兄弟社の心意気をかって商品を買ったというわけだ。早速唇に塗ったらすっと痛みが引いた。いや助かった。ちなみに上記を調べるのに使ったサイトの一部がこれ(直リン御免)。このほかにも「メンソレータム 近江兄弟社」でぐぐると一杯出てくるが、細かい部分の記述は一致していない部分も多い(近江兄弟社の公式サイトですら)。そのため上の歴史も間違っている部分が入っている可能性があるので、使うのなら慎重に使ってくれ。

http://www.dik.co.jp/seken/GOGEN/oro.htm

http://www.maboroshi-ch.com/sun/pharmacy.htm

http://www2.plala.or.jp/happy100/zatsugaku/littlenurse/littlenurse.html

散財の精算

 12月といえば、大方のサラリーマンにとって、嬉しいビッグイベントが訪れる季節である。もちろんクリスマスではない。そう、ボーナスである。しかし昨今の不景気な世の中、至る所からボーナスカットの話が聞こえてくる。ご愁傷様です。

 かくいう私には無事に出ました。ボーナス!まあ雇用契約で定額支給が決まっているので(だから厳密にはボーナスではない)当然といえば当然なのだが、来年はボーナスが出ないとか、昇給停止だとか、日本から撤退するとか(私の会社は外資系)きな臭いうわさが飛び交っているので、ひとまず安心といったところ。

 ところで、このところボーナスを見込んで普段よりも多めにカードを使っていた気がしていた。ちょっと気になったのでカード会社のページにアクセスし、今月の使用履歴をチェックしてみた。その結果は…

18万円…。

 うーん、どうやら想像以上に無駄遣いをしていたようだ。

 ただ、さすがに学生時代のような「持っている金はすべて使い切る」ような金の使い方をしていては、社会人として訪れるいざという時(会社を辞めるとき、勝負をかける時とかね)に困ってしまう。そうでなくとも無計画な人間と見られて(いや実際無計画なのだが)社会人としてはあまり評価されない。というわけで、今回の私の買い物、いったいどこに無駄遣いが忍び込んでいるのかを分析してみることにした。

・東急ハンズで買った本棚:?5,302(二回払いの二回目)

 これは止むを得ないだろう。ただでさえ本があふれていたし、何よりCDが散乱していたのがみっともなかったので。それにこれは2回払いの2回目であり、実際は先月の精算に含めるべきものなので「今月の無駄遣い」とは言えない。

・北海道国際航空:?22,000×2(往復?44,000)

 いわゆるAirDo。これも帰省には絶対必要なものなので止むを得ない。そもそもこれも11/9に買ったものであり、本来は先月の精算に含まれるべきものなのだが(航空会社からカード会社への請求が遅れたのだろう)。

・ビデオカード(Millennium G550)とFDD:?22,554

 これは、実家に送るPCを整備するために必要だったもの。ビデオカードがなかったため、現在使用しているG400を実家に送るPCに挿し、代わりにメインマシン用のビデオカードを買ったのだ。いわば親孝行であり、子供として当然のことをしたまでである。

・SigmarionII:?21,000

 これは一見無駄遣いに見えるかもしれない。何しろPDAとしてはJornadaが確固とした地位を築いているし、今のところさっぱり使用していないからだ。しかし、このマシンにはNetBSD/hpcmips(いわゆるPC UNIXの一種)を入れるという大目標があり(現在挑戦中)、その作業を通じてBSD系UNIXをさらに深く学習し、その成果をこのサイトへフィードバックしようと計画しているため、この出費はいわば自分への投資、加えて公的な支出ともいえる。

・19インチフラットディスプレイ、ゲーム、ビデオ:?28,308

 19インチディスプレイは、先ほども書いた親へ送るPCに、現在持っている15インチディスプレイをセットで送る予定であるため、これも必然的に必要となったものである(普段使っているのは液晶ディスプレイだろというツッコミは不可)。さすがに19インチとなるとDVDの映像も迫力が段違いである。これは買ってよかった。

 ゲームはBRANDISH4というパソコンのものだ。最近の私は実に2年くらいまともにゲームをしていないのだが、かつて学生時代、寮でこのシリーズの1~3までをクリアした経験を持つ。そんな私なのだから、このゲームをプレイするというのは義務とさえ言えるものである。さらに、これを発見したのは立川のハードオフ。地元立川のメーカーである日本ファルコムのゲームを買うというのは地元経済へも貢献する神聖な行為である(中古だろ、というツッコミは無しの方向で。ついでに手前は世田谷区民だろというツッコミも無しでお願い)。

 最後にビデオ、「Number プロ野球永遠のライバル列伝」だが、これも山田VS落合の対決が収められているということだけを書けば説明不要だろう。

・レンタカー:?13,225

 これは先日のDead Pigeon管理人合宿の際に使用したものである。実は先週の土日に3人でドライブという名の合宿を挙行したのだが、これによりさらにサイト内の連帯は深まり、私のドライビングテクニックが(事故らない程度に)磨かれ、新横浜ラーメン博物館で有名ラーメン店そっちのけでインスタントラーメンのCMに見とれることができたなど、数々の利益を得ることができた。そのため、この投資も決して無駄なものではない。

・シーケンスソフト兼ソフトシンセ「Reason2.0」(キーボードつき限定セット):?52,290

 こいつは一番の大物である。衝動買い度数も高い。しかし、自分のPC遍歴を振り返り、もともと私がPCを触り始めた(もう10年になるのか…)理由が「DTMがやりたい!」というものであったことを考えると、苦節10年にしてやっとそのスタートラインに立ったということが言える。ソフトは期待にたがわぬ出来だし(シンセとアンプなどをつなぐラック裏側のケーブルまで忠実に再現していて、ケーブルが揺れたりする)、これで少なくとも1年は遊べそうだということを考えると決して高いものではない。

結論:今回無駄な買い物はしなかった!!

 こうやって見てみると、一見衝動買いに見えるものにもはっきりと購入目的があり、決して無駄に金を浪費しているわけではないということがわかった。これからも今回のように、必要なものにしか支出しない倹約生活を心がけることとしよう。

 ちょっと無理がある?

make world覚え書き

 普段このサイトを見ていただいている方には関係ないことだが、このサイトを表示しているWebサーバは、私の自宅にあるただのPCである。で、このPC、ネットワーク周りがどうにも調子が悪い。大量のデータを送ると止まったり、データを全く受け付けなくなってしまったりする。そこで、NIC(ネットワークカードのことね)を取り換えることにした。ついでに、サーバを組み立ててから全然アップグレードしていないOSも入れ替えることにした。以下はOS入れ替えのための備忘録である。

 このサーバに使用していたOSはFreeBSD 4.5-RELEASEである。確か今年の初めに出たバージョンだが、今年はクラッカーの活躍も目覚ましく、世界中のOSでやたらと脆弱性が見つかった年だった。FreeBSDも例外ではなく、やたらとパッチを連発した揚げ句、次のバージョン(4.6)がリリースできずに、パッチを当てたバージョン(4.6.1)に差し替えになるなど、開発者にとっては災難としか言い様の無い状況だった。そんな状態だったのだが、無精な俺はまともにパッチを当てることなく(やったことといえば、Open SSHをPortsの物に差し替えたくらい)4.5のままで通していた。さすがにそんな状況を続けるのも恐いので、この際一気にバージョンアップさせることにした。

 バージョンアップとして、cvsupとmake worldを利用して、一気に4.7-STABLEにするという手法をとることにした。実は、FreeBSDを使い始めてから4年は経つが、make worldをするのは初めてだったりする。今まではさくっとOSを消してから入れ直していたのだ。入れるのもRELEASEばかりだったし。ただ、今回はさすがに常時接続&Webサーバとして運用中であるため、なるべくダウンタイムを少なくしようと上記の手順を取ることにした。

 とりあえず、以下に手順を簡単にまとめてみる。さすがにここは日記スペースなので、詳しく書くのは止めて、いずれ別ページにまとめたいと思う。

1,cvsup stable-supfile 接続するcvsサーバは、単純にtracerouteしてホップ数が一番少なかったcvsup2.jp.freebsd.orgにした。

2,UPDATINGを読む。英語なのでさっぱりわからん。

3,/etcを/etc.oldにコピーしてバックアップ。これ重要。

4,/etcと/usr/src/etcを適当に見比べる。特にgroupとmaster.passwdを見て、追加されたグループやアカウントがないかを確認。今回は無かったので一安心。

5,/etc/defaults/make.confを/etc/make.confとしてコピーし、修正。今回はCFLAGSとNOPROFILEのコメントを外した。

6,/usr/srcに移り、make buildworld。

7,/usr/src/sys/i386/confに移動し、GENERICカーネルのコンフィグファイルをコピーし(今回はEPIAという名前にした)、修正。以下のオプションをつけた。

options NETGRAPH

options NETGRAPH_ETHER

options NETGRAPH_PPPOE

options NETGRAPH_SOCKET

options IPDIVERT

options IPFIREWALL

options IPFIREWALL_VERBOSE

options IPFIREWALL_VERBOSE_LIMIT=200

options IPFIREWALL_DEFAULT_TO_ACCEPT

これはPPPoEとファイヤーウォールを有効にするためのオプション。本当はGENERICが正常に動くことを確かめてからカーネルを再構築すべきだが、うちのマシンではこのオプションが動かなくては話にならないので最初からつけた。

8,/usr/srcに移り、make buildkernel。

9,先にカーネルをインストールする。シングルユーザモードにし(shutdown now)、make installkernel。

10,リブートし、シングルユーザモードで起動する。(boot -s)

11,パーティションのマウント。

fsck -p

mount -u /

mount -a -t ufs

swapon -a

(はっきり言って意味はわかっていない。/sbin/mount -aだけでもいい気がする)

12,/usr/srcに移り、make installworld。これでユーザーランドのインストールも完了する。ここからは/etc内のインストール。

13,/usr/sbin/mergemaster -svia これで/etcに新しくできたファイルをインストールする。

14,/usr/sbin/mergemaster -svir ここが正念場。新しいファイルを上書きするか、前のファイルを残すのかを決める。基本的には自分がいじらなかったファイルは上書き。上書きしなかったファイルは、group, master.passwd, rc.conf, hosts, ppp.confなど。特にmaster.passwdを上書きしたりすると確実に死ぬので十分に注意!ちなみにinetd.confは、いったん上書きしたあと手で修正した。

15,リブート。そしてコンソールの前で祈る。無事起動したら拍手。

 ここまではWebで調べればいくらでも出てくるので、この後で気になった点。

・dhcpsが起動しない。

 LANのために使用していたWide-DHCP-Serverが動かなくなった。Portsから再インストールすると起動するようになった(make clean; make; make install)。ライブラリに変更があったようなので(UPDATINGに書いていた)、それが原因のよう。

・TomcatがJava SDK1.2.2で動くようになった。

 このマシンにはJava SDKが、成り行き上1.1.8, 1.2.2, 1.3.1の3種類(正確には、1.2.2と1.3.1はLinux版も入っているので5種類)入っている。アップグレード前は1.3.1で動いていたのだが、アップグレード後は1.2.2で動くようになってしまった(最初のインストール時には1.2.2で動いていた)。これもTomcatとmod_jk(Apacheと連携させるためのツール)をportsから再インストールすることで復活した。ここでの注意点としては、mod_jkを先に入れること、/usr/local/etc/apache/mod_jk.confを修正すること、/usr/local/etc/apache/httpd.confを修正し、mod_jkを呼び出すようにすることの3点。

 これくらいかな。覚え書きといいつつ長くなりすぎた。あとはいずれまとめます。日も変わっちゃったしね(これは12/2(月)の夜に書いてます)。

寝坊ダーーー!!!

 夜間処理に障害発生。今週は早番。チャリはパンクしていて、交通手段は電車のみ。

 こんな時に限って、年に二、三度しかしない寝坊をするなんて…。不覚。

 やっぱりあれだよ。土曜日の。古今東西。朝5時半まで延々と続けるもんじゃないよ、あんなの(他2人は7時半までやっていたらしいが)。あれで俺の鉄壁の体内時計がズタズタさ。なんか掲示板では某AV男優兼プロレスラーにつまんないとか言われるしさ。やっぱり俺が勝ちっぱなしだった時に止めれば良かったんだよ。

 文句ばかりでもしょうがないのでサービス。「チョコボール向井公式サイト:choco-net.com」(18禁だけど、18歳未満を選べばプロレス関係のコンテンツだけ見れます。良心的)さあ、明日は寝坊しないようにもう寝るか。(と言いつつ内村プロデュースを見ているが)

疑問

 最近「モーニング娘。」関係の話ばかりしてどうしたんだと心配されているような気が(もしくは気持ち悪がられている気が)しますが、俺は大丈夫です。今までと全く変わってません。昔から「モーニング娘。」は好きだし。チェキッ娘並に。

 他の管理人は知っているだろう。学生時代の俺を。部屋中を広末まみれにしたり、「趣味は?」と聞かれて「女子高生の制服観察!」と元気よく答えていたあの頃を。

 と、さりげなく自分のイタさを披露したところで、本日の疑問。先日も書いたけど、今週は通勤途中に公認野球規則を読んでいる。で、今朝読んでいたときに出会った項目がこれ。

六・〇五 打者は、次の場合、アウトとなる。

(l)

 無死または一死で、走者一塁、一・二塁、一・三塁または一・二・三塁のとき、内野手がフェアの飛球またはライナーを故意に落とした場合。

 ボールデッドとなって、走者の進塁は認められない。

 ここで一つ疑問が浮かんだ。これってインフィールドフライじゃないよな、と。ちなみにインフィールドフライトはこれ。

二・四〇 INFIELD FLY 「インフィールドフライ」

 無死または一死で、走者が一・二塁、一・二・三塁にあるとき、打者が打った飛球(ライナー、およびバントを企てて飛球となったものを除く)で、内野手が普通の守備行為をすれば、捕球できるものをいう。(以下略)

 というわけで、俺の中ではライナーはインフィールドフライにならないのだから故意落球をしてダブルプレーを狙えるなと思っていたのだが、そうはならないようだ。でもこの六・〇五(l)の規定を知っている人ってどれくらいいるんだろうね。ちなみに二・四〇の【原注】の中には、ご丁寧にもこのようなことが書いてある。

 インフィールドフライが宣告されたとき、走者は危険を承知で進塁してもよい。インフィールドフライト宣告された飛球を内野手が故意落球したときは、六・〇五(l)の規定にもかかわらずボールインプレイである。インフィールドフライの規則が優先する。

 野球規則に詳しい方、なぜ六・〇五(l)が存在するのか教えてくれませんか?お願いします。

日常の発見

 普段何気なく生活している日常。しかし少し注意をしてみれば、意外な発見、いつもと違う一面が見えてくるものだ。
 朝、会社へ向かうときに、家のすぐそばにある交差点を渡る。この交差点、今週から信号が分離式に変わった。それに気づくだけで、すぐ近くに小学校があること、子供にとって交差点は非常に危険な場所であること、信号を分離式にするだけでその危険性は格段に下がることなどを一瞬にして思い出すことができる。早朝にしてはいい頭の体操ができる。
 駅に着き、ふと線路に目をやると、線路が黒光りし、固定しているボルトが銀色に光っていることに気づく。ああ、線路を交換したんだなと思いながらなおも眺めると、一つだけ、さび付いた古いボルトが残っていることに気づく。なぜ?これは取り替えられなかったのだろうか?そんなことを考えながら通勤電車に乗り込むと、退屈な通勤時間を無駄な悩みで潰すことができる。
 通勤電車内にて本を読みながら時間つぶしをしていると(ちなみに俺が通勤電車にて読んでいた本は、先週は「DT」(みうらじゅん、伊集院光著)、今週は「公認野球規則二〇〇二」だ)、ふと目の前に美人なお姉さんが座っているのに気づいたりする。それだけで退屈な通勤時間でも妄想による暇つぶしができたりする。
 とまあ普段生活をしている中でもいろいろと発見はあるのだが、まあ上に挙げたことなどは単なるつなぎであってどうでもいい。実は今日、ついさっき、一年半ぶりに炊飯器を使った俺は、ちょっとした発見をしたのだ。
 ご飯ってうまいね。
 というわけで、俺は今日からちゃんとご飯を炊き、ご飯とみそ汁の食事をとり、健康的に生きていこうと思います。応援してください。

 なお、1000ヒット記念に、http://abeasami.com/sistercomplex/という転送URLを申し込みました。これからこのサイトは安倍麻美ファンサイトになります。でも別にコンテンツは変えません。

フィクションだと思ってもらえれば。

 金曜日。今週も終わった。あっという間に終わった。定時までに仕事を終わらせ、時間が来ると同時に同僚のおじさんをおいてとっとと職場をあとにする。
 最近、人と会話を交わすということが極端に少ないような気がする。いつも愚痴っていることだが、俺の職場には、俺の他には40歳のおじさんしかいない。ただでさえ話が合わない上に、このおじさんは中国人で、日本語がそれほどうまいわけではない。勢い、会話の内容といえば、おじさんが話す中国の話や、おじさんのお子さんの話を俺が聞くというスタイルとなる。俺を知っている人はわかると思うが、俺は普段自分が言いたいことをしゃべりっぱなしにすることが多く(それはそれでかなり問題があるが)、俺のどうでも良い話を相手がスルーして、「ねえ話を聞いてよー」と俺が返すのが一種のコミュニケーションとなっている部分がある。しかし、俺が適当な話をしたところで、このおじさんから「え、何?」と逆に聞かれてしまい、「いえ、どうでもいいことなので良いです」と返す以外なくなってしまうので、だんだん俺からしゃべるということが無くなり、最近では仕事の話以外は(これも同じことを3回くらい言わないと理解してくれないので結構ストレスがたまる)天気の話くらいしかすることが無くなってしまった。
 そのほか、お客さんや、連携して作業をしている別会社の人と話すこともあるが、あくまで仕事の上での話、日常会話は無い。唯一まともに日常会話が出来るのが、週に一度だけ来る俺の上司とだ。はっきり言ってこれほど上司を心待ちにしている(しかも仕事以外で)部下もいないと思う。しかしこの上司も今月いっぱいで退職する。

いったい俺は何をしているのだろう、何処へ行くのだろう。最近一人になるとよく考える。どうやら仕事ではある程度評価されているらしいが、今の俺にとってはそれよりも人と触れ合いたい。仕事以外が空虚だ。忙しいならともかく、現在の暇な状態でそれなら救いようが無い。
恵比寿で途中下車し、バッティングセンターに寄った。一人で屋上に上がる。そこにいるのは暇を持て余した学生、バットを持ち込んでいる気合いの入った二人組、そして多分コンパまでの時間潰しなのだろう、男1人と女3人のグループ。そんな中、一人スーツでボックスに立つ。無心でバットを振る。90スイング中、納得のいく打球はほとんど無かったが、それでも体を動かすのは気持ち良い。ボールに集中するとくだらない悩みも忘れられる。
 打ち終わり、乗換のため渋谷へ。金曜の夜だけあってたくさんの人がいる。蛆虫のように。カップルの群れとは逆方向に向かう。家を目指して。
 帰り際に急に寂しくなり、何人かの友人に連絡を取ろうとしたが捕まらなかった。週末だし、急に連絡を取ろうとしても無駄だとはわかっていたが、一人で帰るのはやはり寂しい。帰りの電車内でカップルを見つめていると、自分の居場所はもう何処にも無いのではないかと急に考えてしまい、気づくと涙ぐんでいた。
 寂しさを紛らわすためにワインを買って帰宅。とりあえず今の俺にはここしか帰る場所は無い。飲むととりあえず陽気になれる。落ち着いて寝ることが出来る。アル中の奴のような行動だが、俺の場合は基本的に週末にしか飲まないので大丈夫だろう。
 土曜日も一人。日曜日も多分一人。土曜日も一人で飲んだ。日曜日も多分一人で飲むだろう。土曜日は何処にも行かなかった。日曜日は何処かへ行くだろう。土曜日はしゃべらなかった。日曜日は…、店員とはしゃべるだろう。ああ、旅に出たい。人と会いたい。何処かへ消えたい。
 明日は原付でも買いに行こう。それで何処かへ旅に出よう。…そんなことを考えて何ヶ月も経つが、いまだに行動は起こしていない。自分の行動力の無さにうんざりする。
 携帯の電話帳を見る。八割方は恐くて掛けられない。自分の交友範囲がどんどん狭くなっていくのを感じる。なんとかしなければ。引き篭もりの人はすごい。俺は人と会話が出来なければ耐えられない。引き篭もることが出来ない。外の空気を吸わなければ死んでしまう。ああ、出会い系サイトでも使おうか。メールは大嫌いなんだが。それ以上に自分を必要以上に卑下してしまう俺の性格では誰も相手にしてくれないだろうが。
 月曜日、多分何事も無く一人のサラリーマンが出社するだろう。そしていつものように、張り付いた笑顔とむっとした顔を使い分けつつ、淡々と仕事をしているだろう。半笑いの生活。薄っぺらな生活。自分のプライベートなことなどもう忘れようか。しばらくお仕事マシーンとしてのスキルを上げることに熱中しようか。そんなことを考えながら、その日もキーボードを叩き、電話を取り、書類を書いているだろう。それの繰り返し。でもそれこそが「日常」なのだろう。「非日常」を演出するための手段。さあ、明日も「日常」を一生懸命に生きよう。

日本シリーズ開幕

昨日は投げる!打つ!点入る!という脳味噌筋肉なゲーム展開にパリーグのレベルの低下ぶりと「所詮世の中は金」という資本主義社会の基本をいやというほど学習させられた無力感で3回途中でTV観戦を断念して不貞寝オナニーをしようとしたもののそこに映っている女の子はなぜ俺のところへ来ずにそんな三段腹のオヤジとヤッてるんだそもそも俺はなぜこんなにモテないんだたまにメールを打ってもさくっと無視されるぜキー!と言うセリフが腐った脳内に渦巻いてしまってぜんぜん勃起せずしかしそこは鍛えぬかれた体育会系の根性で無理やり射精なんていう行為をやってしまった後ふと空しくなってしまいbitchの送ってくれたコンテンツをがりがり修正しつつそんな記憶はさくっと忘れてこれから一週間がんばろう!と誓ったさわやかな日曜日でした。皆さんいかがお過ごしでしょうか。ここのもう一人の管理人Kou-shiです。

今日は午前中リーダーズミーティングなる偉そうな会議が本社であったため、「俺もリーダーなんだぜへへん」とふんぞり返って出席したものの、やっていることにさっぱり興味が湧かず会議中にJornadaいじって遊んだり、とりあえず会議内容をJornadaに打ち込んだものの見返す気はまったくなかったりとそんな会議でした。でもわざわざうちの会社に来て「うちの会社の戦略なんか社内でもよくわかってないぜ。詳しいことはフィオリーナに聞けやボケ」(意訳)なスピーチをしてくれた、今度合併する某日本法人の営業さんの話はニヤニヤしながら聞けました。ありがとう。でもPocketPCはiPAQに統一するという話はしても、Handheld PCの話をしないのはなぜ?もうJornadaは見捨てられるの?そんなー。
(※よいこのみんなへ。話半分に読んでね)

で、午後は適当に仕事をこなして帰り道、相変わらず渋谷でいちゃいちゃしているカップルを見つけていらっとほほえましく見ていましたが、ふとこいつらがもてるのも俺たちみたいなブサイク軍が周りを固めてやっているからだという真実に思い当たり、「けっ、そうやっていちゃいちゃしていられるのは俺のおかげなんだぞ!感謝しろよな!ハハハバーカバーカ!」と言ってやろうと思いましたが言わずに帰ってきました。後がこわいから。ではさようなら。

※この日記はフィクションです。

サイト本格始動

ごめんなさい。前言撤回します。やっぱりネットの喧嘩は面白いわ。高みの見物して楽しんじゃいました。


ていうかそれどころじゃなかったんだけどね。仕事が。まあ結局は無難に終わらせたので別にいいけど。仕事の話はこれでおしまい。


というわけで、いよいよbitchもこのサイトに参加し、コンテンツの統合を始めました。はっきり言って俺のへっぽこコンテンツよりも遥かに読みごたえがあるのでみんな気合いを入れて読むべし。俺はとりあえず堤さやかのビデオを観ながら掲示板の修正をやりたいと思います。

テンション低いです。

感動を忘れないうちに池山の引退試合についてまとめようと思っていたが、気分が落ち込むことがあってそんな気力が沸かない。と言っても別にこの週末の過ごし方が最低だったとかいうわけではない。むしろかなり楽しい週末だった。土曜日はサークルのOB会で、打っては3打数2安打、投げては2イニングを無難に投げたし(打たれたけど)、夜の飲み会も久しぶりに会った先輩と楽しく10.19のビデオを観れたし、コンパ終了後に泊めてもらったbitch宅でも楽しく過ごせたので、普段の週末以上に充実はしていた。


問題は帰宅してから。つまりここ数時間のWeb巡回が原因。まず、最近気になっていて今度作品を見ようかなと思っていたAV女優の桃井望が殺されたというニュースを発見。数日前にこのニュースを見たときはどうせデマだろうとスルーしていたのだが、気になって巡回してみるとどうも事実だったことが判明。なんというか、彼女の職業のこともあるし、これから面白おかしく取り上げられるのかなと思うと、別に知り合いでも何でもないのだが気が滅入ってしまった。


次に、いつものようにモーヲタサイトを巡回していると(最近いろんな人に話しているが、モーヲタサイトウォッチが最近の趣味)、どうもモーヲタサイト管理人コミュニティ周辺がきな臭い。色々調べてみると、モーヲタサイトに評価付けをしようという企画がちょっと調子に乗ってしまって、他のサイト管理人の怒りを買ったらしい。それを見ていてまた気が滅入る。ついでに腹も痛くなる。


まあそもそも、「火事と喧嘩はネットの華」とはパソコン通信時代から言われ続けているし、今更落ち込むことも無いのかも知れないが、やっぱり俺は他人の怒りや負の感情を受けるのが苦手だし、自分でも、怒りや他人の悪口を言ったあとは、俺はなんてダメな奴なんだと自分自身に非常にいやな感情を持ってしまう。あああ。やっぱりネット上でも馴れ合い・マンネリが一番だよ。本当に。


というわけで、そんな自分の落ち込んだ気持ちを、飯野賢治や江川達也のバカ面を見て紛らわしましたとさ。そんなオチ(結局人の悪口言ってるし)。


業務連絡:bitchへ。まだ日記書き込みのシステムは作っていないけど、このトップページは自由に使っていいです。適当に書いちゃってください。