ドイツ 3 – 1 ポルトガル

開催国ドイツが有終の美を飾るべく、銅メダル獲得を目指した3位決定戦。
こういう試合はお互いに結構空気読みやすい。ヘタに決勝戦だと空気も何も、どっちのチームも「優勝したいオーラ」で満たされるので全く違った展開になったことだろう。で、相手がEURO2004の決勝で開催国ながらギリシャに負けてしまったポルトガルというのもなんだかなあ。
試合前からニヤニヤニヤニヤ、フェリポンとクリンスマンはまるでなんらかのアピールのごとく事あるごとにハグをかまし、客観的に見たら、カッパハゲのさわやかおじさんとシチリアンマフィアのボスのような風貌の濃いおじさんが2-3度抱き合うなんてとんでもなく異様だが、場所がふさわしければいい絵になる。
これがいわゆる「3決の雰囲気」なんだろう。ここまでの過程の中で両者とも、例えばアルゼンチン・イタリア・オランダ・イングランド・フランスのような強国とガチ試合をしてきた時とは明らかに違うムード。薄ら笑いがよく似合う全体の感じ。なんだこのギャップと思うが、これこそ3決なんだなあ。
レーマンがカーンに花を持たせ、フィーゴもついでに有終の美と。次代の象徴シュバインシュタイガーが全得点に絡むと。表彰式もにやけ面がとても似合う雰囲気で、まあ決勝の前哨戦としてみれば余興としてはよかったと思う。つーか、決勝が楽しみで正直あんまちゃんと見てはいない。

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