私が愛したギャングスター ★★★☆☆

アイルランドのギャングスター、マイケル・リンチVS市警。
ちんちんOKの境界線ってどこだろう。ムーニーマンのCMで男の幼児があからさまに出したまんまで徘徊する映像はたぶんOKで、AVで男優が肉棒をさらけ出すのは要モザイク、ただ鶴瓶がハプニングで出しても(狙って出してると取ることもできるが)その後なんの問題もなくアリになってしまうことから判断すると、要は肉欲棒太郎状態が完璧NGで、あとは各自の自主規制に判断を委ねているんだろう。ちんちんの境界はむずかしい。
とこれは、最後に何気なく大人のちんちんがモザなしで映し出されるから気になった点で、この映画の善し悪しとは一切関係ない。ただ、大人と言えどかわいらしい感じだったので映倫通過できたのではなかろうか。
話はひどく滑稽というか、マイケルが敵対視する権力側の描き方が安易すぎて、いまいち世界観に入り込むことができなかった。時代設定はよくわからんが、今日日の警察はあれほどアホ勢揃いではないだろうし、マイケルの格好良さを過剰に出そうとしても、あんなのが相手ではそれが十分に伝わらない。
ターゲットがだんだん大物になり、それだけ分け前も大きくなると、金だけでつながっているのか根っこからの信頼関係があるのか、その緊張感を出すこともなく、裏切るやつはさっさと裏切るし、ストーリーの流れに関わる出来事がなんかフワフワしてんだよなあ。
それでもこの映画は、ケビン・スペイシーだけが強調されていて、しかもまあまあ面白いんだからこの俳優の良さが際だってしまった。あと久しぶりに聞いたぜblur。

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