作家夫婦が家を建てる話。
まず全体の感想として映画を見ている気はしなかった。そこらへんのテレビの2時間ドラマを見ている感じ。この映画とテレビドラマの線引きを説明するのは難しいような、見る側の感覚なんだけれども、例えば自分の場合テレビで放映されている映画はまず見ない。CMによって寸断されるから。そういう意味では本作の途中にCMが入っていても特に気にならないと思うので、それくらい画面に引きつけられるものがなかったから、そのへんが線引き。
あと配役がきつかった。★★★の大部分は邦衛が支えている。これまで北の国からとか青大将とかで見せた彼の新作を見れた心地がそうさせるのだろう。例えるなら、サバイバル1-6巻が完結した20年後くらいにサバイバル番外編が出版されて、その内容如何にかかわらず評価は高値安定すると。
要するに、パッとせんのです。コメディというわりに全然笑えないし、新旧職人の葛藤もありがちなまとまり方、こぢんまりとしているのがかわいらしいというか、そう、パッとしない。