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【注目チーム:ドイツ】 監督 ユルゲン・クリンスマン
GK イェンス・レーマン GK オリバー・カーン GK ティモ・ヒルデブラント DF マルセル・ヤンゼン DF アルネ・フリードリッヒ DF ロベルト・フート DF イェンス・ノボトニー DF フィリップ・ラーム DF パー・メルテザッカー DF クリストフ・メツェルダー | MF セバスティアン・ケール MF バスティアン・シュバインシュタイガー MF トルステン・フリングス MF ミヒャエル・バラック MF トーマス・ヒッツルスペルガー MF ティム・ボロウスキー MF ベルント・シュナイダー MF ダビド・オドンコール | FW ミケ・ハンケ FW オリバー・ノイビル FW ミロスラフ・クローゼ FW ジェラルド・アザモア FW ル-カス・ポドルスキー |
基本フォーメーション:4-4-2 FWクローゼ FWポドルスキー MFバラック MFシュバインシュタイガー MFシュナイダー (ボロウスキー) MFフリングス DFラーム DFフリードリッヒ (ヤンゼン) DFメツェルダー DFメルテザッカー (フート) GKレーマン |
「ゲルマン魂」で知られるごとく、どんな状況下であっても最後まで試合を投げない、あきらめない。前回大会でも、フランスやアルゼンチンに比べてさほど騒がれなかったチームであって、闘将カーンを中心に決勝まで進んだのだからその姿勢は確かなものだ。一方でどんな相手にも手を抜かないということで、サウジに8点喰らわしている。
基本フォーメーションを見てみると、伝統の?3-5-2を完全に捨て去り近代サッカー主流のコンパクトな4-4-2になっている。
GKはアーセナルで確変突入中のレーマンだからいいとしても、ディフェンスライン、特にCBのポジションにかなりの不安がある。メルテザッカーはこれからのDFという感じだし、ラーム・メッツェルダーは怪我明け、それにこれといったディフェンスリーダーがいない。中盤~前線にかけては世界屈指のタレントが揃っている。バラックは言うまでもないが、特にブンデス・リーガ終盤でのクローゼの活躍を見ると、スーパープレイヤーからもう一段高見に登ったぐらいのポテンシャルを感じさせた。さらに控えFWにハンケ・ノイビル・アサモアといった、スーパーサブでも力をフルに出せる面子が揃っている。
そんなドイツが開催するワールドカップでは、当然のごとく優勝するのであろうなあと、1~2年前ぐらいまでは考えていた。メンバー云々ではなく、「ゲルマン魂」がスタジアムを支配するホームゲームならば、精神的な部分で勝っていくのだろうと。だが開催が近づいてくるにつれて、なにやら不穏な気配を感じている。
ドイツのクリンスマン、フランスのドメネク、そして日本のジーコが今大会のネタ監督だと個人的には注目している。その一人、クリンスマンについて触れておこう。
現役時代を知らない俺でさえトレードマークのダイブは知っているくらいだから、所謂人気者プレイヤー、日本で言えばカズや中山のようにスター性がありしかも実績も残している人だ。そんな天才ならではの行動なのだろうか、代表監督(しかも開催国)という重要なポジションに着いても様々な奇行をおかした。ついこの間までアメリカに住んでたし、正GK問題で最後の最後に闘将オリカーンを外すし(これについては俺はいい判断だと思うが)、不安定なDFに対してなんら対策を施さないばかりか、頼れるDFヴェールンスを切った。本来協力関係にあるべきサッカー協会DFBとの関係もかなり険悪な様子だ。
つまり、監督・チーム・協会がバラバラな雰囲気を醸し出しているのが今のドイツ代表だと思う。だがいかに内情が不安定で、守備力に致命的な欠陥があろうとも、それでもなお優勝候補の1・2には挙げておきたい。その理由はとりもなおさず、1~2年ほど前まで圧倒的に感じていた「ゲルマン魂」のホームゲームが展開できる優位性だ。ワールドカップという短期間でガチ勝負を何試合もやる状況下では、この圧力と言ったら凄い物があると思う。
【順位予想】
1位:ドイツ
2位:ポーランド
コスタリカ→よくわかんねえ、エクアドル→高地オンリーということで、消去法でこの2つ。