ドカベン ★★☆☆☆

水島新司 脳内野球漫画のひとつ、ファンタジーな野球の話。
冒頭いきなりドカベン~26巻が好評発売中だよ的なCM映像から入るのがこの時代、この映画のポジションを物語っているという、現代ではありえないつかみの映像でその世界観に巻き込むことにまずは成功してるのではなかろうか。

イワキ役は図体のでかい人が演じていて、口にはこれもむかしのバンカラ漫画などでよくある草(こういうやつ→
を常にくわえている状態で話したり、おもしろな感じのことをやったりするのがひどく大変そうだった。さらにイワキが惚れている女に当時女子プロレスで名をはせていたマッハ文朱を起用、学園っぽい話meetsマッハ文朱という組み合わせは古来よりかなりはまる。
で話は野球がほとんど登場しない、クライマックスは柔道の腕一本フェアプレー山田だぜの所で、野球らしいシーンと言えばその後にいきなり登場する作者水島によるノックのシーンぐらいで、当時山田の野球での活躍を期待したであろうチャンピオン読者は失望したことだろう。
それ以上に一番気になったのがコカコーラのタイアップの尋常でない丸出しっぷりであり、マッハ文朱はイワキの応援シーンでコーラを常に携帯、うまそうに飲んだり、でかい宣伝看板が映し出されたりしたのが非常によかった。
という夢いっぱいな映画でした。

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