この世界には二種類の人間がいる。

木、金と続けて飲んだので週末はお疲れモード。土曜の夜も早く寝たし、日曜に至ってはわざわざ東京ドームの内野指定席まで行って昼寝してしまった。

とは言っても、やはりこれを見逃したのは痛かった。27時間テレビでの鶴瓶の丸出し。放送事故のスペシャリストが深夜の生放送に出るんだからちゃんとマークしておくべきだった。残念。

「この世界には二種類の人間がいる」なんて書き出しの文章は、大抵、この次にたいしておもしろくもないニ択の答えがくるのがお約束だ。だからここではあえてニ択にならないようなもので二種類に分けてみる。「何にも考えていない人間」と、「その人間の発する言葉を深読みする人間」だ。

例えば、普段から頭に浮かんだ単語をそのまま口から発して適当にしゃべっている人間(俺のことだ)がいたとする。その話を聞いた相手は何のことだかさっぱりわからないのでもう一度聞き返す。しゃべった当人は、特に意味はないといえばいいのにその場で適当に意味をつけて返してみたりする。そんなことをしているうちに、その人がなまじ世間の人が一目置くような実績を持つ人だったら、聞く側が「一見なんだかわからない話をするが、実はものすごく深遠なことをしゃべっているんだな」と勝手に感心してしまうようになる。ということが絶対起こってくると思うんだよな。特にスポーツ選手のインタビューなんかだと。

で、何を言いたいかというと、俺も人から一目置かれるような実績を上げれば、今のように脳直で適当な単語を垂れ流していても周りが勝手に意味を作ってあがめ奉ってくれるんじゃないかと予想したのだ、ということ。これから俺の人生の目標は、「どんなくだらないことをしゃべっても、うざがられずにありがたがられるような人間になる」ということにしよう。これ、会社に提出する「将来の目標までのキャリアプラン」の中に書いちゃってもいいかな?たぶん今日中に書いて月曜の朝に出さないと怒られそうなんだけど。

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