レミングス

発売日
定価
メーカー
ジャンル
1991年12月18日
8,500円(税別)
サンソフト
自己犠牲の精神パズル
 前置き

完全クリア達成してから書こうと考えていたけれども、後半からかなり難しくなり時間がかかりそうなので未クリアの状態でUPします。これからも完全クリア目指してちょこちょこやるつもりで、更新は不定期かつ頻繁であろうから形式上サイト外扱いです。
完全クリア達成。攻略サイトとして独立してます。
→→レミングスの攻略

 ゲームの内容とゲーム進行

レミングスのとっつあん
プレイヤーは、命令されなければまっすぐ歩くことしかできないレミングスに命令を与えて、ゴールまでできるだけ多くを誘導するのが目的。各面にはどれくらいの割合のレミングスを誘導できたかによるハードルが設定されており、たとえばある面に出現するレミングスの総数が50、ハードルが80%ならば、少なくとも40のレミングスをゴールまで誘導しなければならない。
これは裏を返せば、残り10のレミングスに関しては他の40を生かすために犠牲として活かすことができるということでもあり、実際この「犠牲者をどう有効活用するか」がパズルを解く決め手となる。ただ犠牲者0(100%)が求められる面も多い。これが難解。
基本はFUN・TRICKY・TAXING・MAYHEMという4つのステージが設定されていて、各ステージに30面ずつ、全120面+α(ハードによっては裏面・ボーナス面があるかも)の大ボリュームパズルである。当然面を進むごとにクリアのハードルも高くなり、中には「人間には無理。機械しか無理。」と思わせるようなハードル設定もある。鬼。
このゲームと自分との関わりはSFCが最初ではない。中学生時分の夏休みホームステイに行ったのだが、そこでの受け入れ先のオヤジが外人のくせに空手の師範でしかもAMIGAマニアというなんだかよくわからん人で、彼の家には膨大な量のピーコされたAMIGA用のゲームフロッピーがあり、そこで初めてモータルコンバットやストIIレインボーバージョン(波動拳連射できるやつね)・シムシティ・そしてレミングスに触れることができた。
ここの一家はジョイスティック+キーボードというとんでもない組み合わせで対戦格闘ゲームを器用にやり込んでいたから凄い。またここで初めて「AMIGA」というパソコンの存在を知った。彼は「AMIGAはナンバー1のパーソナルコンピューターで、NEC?あああのくされね。」的な発言をしていた記憶がある。今でも使ってたらマジ尊敬するんだがなぁ。
ホームステイではネイティブの喋り手に普段の生活から触れるのが名目上の目的であったが、アホな中学生にはそんなことはどうでもよく、実際は現地にあったサブカルチャー的なもの、ゲーセンではX-MENの6人同時プレイができるやつ(ファイナルファイト系)をかなりやった記憶があるし、無修正ポルノ雑誌・エロトランプ(絵柄が全部バチェラー)を見たのもホームステイが最初だったりする。
そして後に京大へ進学したNは無修正ポルノを「税関で万一見つかったら逮捕されるから」というバカ全開な理由でジグソーパズルのように刻み、その一部を財布に入れていたことを今、鮮やかに思い出した。

 ゲームの特徴

シビアよね
なんといってもレミングスという生き物そのものが特徴だろう。命令を下さなければそのまま歩いているだけなのだが、一度下した命令にはその状況が命令に対してTrueであれば、良くも悪くも忠実に実行する
時にそれがやりすぎで、イライラさせられることもあるし、「なんでそこそう動くんだよ!もっと頭使えや!」と一瞬思うものの使うべきは己だということがすぐわかる。
あと集団自殺はかなりおもろい。

 ゲームの攻略

こういうのは見てて爽快
1.命令を覚えよ!
まずこの8種類の命令項目をしっかり覚え、それを適宜レミングス達に伝えるための素早い操作が要求される。そのためにはとりあえずアイコンを見てどれがどういう命令なのかを覚えなければならない。FUNの最初の方はチュートリアルみたいなものなので、やっていくうちに自然と覚えるものである。あとは応用的な使い方も覚える必要がある。たとえば、階段は動作の中断にも使えたりする。
2.ゴールまでの絵を描け!
ゲームが始まったらまずはレミングスが出てくる入口とゴールの位置を把握する。その後実行できる命令を見て、どこでどのような命令を与えれば彼らをゴールに誘導できるかをよく考えて操作しなければならない。逆にこの、全体を見て青写真を描けないような面は次の方法でなんとかやってみる。
3.試行錯誤で突破せよ!
青写真が描けなければ、よくわかんないポイントまでレミングスのうち数匹を先発部隊として先行させ、残りはストップで止めておき試行錯誤するしかない。ストップがなければもう色々やってみるしかない。命令にはフェイクも含まれるが、確実にその面攻略のための意図された命令が含まれているので可能性をさぐるべきである。これによってレミングスが意外な行動をやってくれたりして、時に道は開けるものだ。
4.詳しくはレミングスの攻略へどうぞ。

 総評

TRICKYクリア
最初は単なるドットの固まりという認識しかなかったのも、プレイを重ねるうちにこのレミングス達が愛おしくなることであろう。
そうなると、以前はおもしろ半分でやっていた集団自殺も自然とやらなくなってしまい、ギブアップにはスタート+セレクトを使用するようになる。そのときがあんた、レミングス中毒者の仲間入りよ。完全クリア目指して精進しましょう。

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