狼~男たちの挽歌 最終章~ ★★★☆☆

殺し屋(チョウ・ユンファ)は、ある殺しの依頼で関係のない女を失明させてしまう。彼女に視力回復の手術を施すため、殺し屋は大金のかかった殺しを、これが最後に引き受ける。しかして依頼主の裏切りにあい、仲間の裏切りにあい、警察にも追われる殺し屋。バイオレンス友情?ガンアクション。
香港のバイオレンス監督、ジョン・ウー作品。シリーズものの最終から見るという筋にはずれてしまったことをしたのだが、過去のはなしとの繋がりらしきものはないので、すんなり観れた。
印象的なのはアクションシーン。まずかなりの割合で二丁拳銃を装備し、一人殺すにつき六~八発ぐらいバンバンバンバンバンバン~バンバンと撃ちまくる。これでもかっちゅうぐらい拳銃をハジくので、瞬発的な格好良さから、だんだん「こいつホントに殺し屋かよ」的猜疑心が生じてしまうのです。
俺が抱く殺し屋像はなんといっても一発で相手の脳か心臓をブチ抜く大胆で冷静な野郎なのです。それこそ殺し屋。この殺し屋もボートの上からターゲットを打ち抜いたのだが、まず一発目を脳にブチ込む。それに飽きたらず、二発目、三発目とブチ込むのです。まあ、用心に用心を重ねてということかもしれないが、やっぱ一発で決めて欲しい。
そうは言ってもアクションシーンの連続と、もう一人の主役とも言える刑事と殺し屋の対決シーンは凄い。特にラスト、なんだか友情なんか芽生えてしまって、たった二人で一個師団ぐらいのマフィアの軍団をブッ潰したんだから、友情ってすごいなぁっておもいました。

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