このところサッカー関係の文しかありませんが、筆者の脳内が今のところサッカーで4割ぐらい占められていて、これはジャニーズ追っかけ女がジャニーズを追っかけている状態と大体一緒という認識でいいと思う。そのうえCL後半戦、EURO最終予選、Jリーグ優勝&降格争い、天皇杯、選手権と続く年の瀬は、スマップが乗っている御輿をV6となんだっけ・・・5人組のやつ(バンドみたいなものをやってる人)とキンキキッズと忍者と光GENJIと少年対が担いでやってきて、それをワッショイワッショイと掛け声送ってる状態。
UEFAチャンピオンズリーグも残りは今回の第五節含めて2試合、グループによっては勝ち抜けが決まっているところもあるがアーセナルが入ったグループは第4節まででどのチームも一位勝ち抜けが可能な大混戦状態。これまでアーセナルは、ハイバリーでの対インテル戦で0−3の大敗、前節ホームでの崖っぷちディナモ・キエフ戦では終了間際アシュリーコール魂のヘッドにより気合で勝利を得て1勝2敗1引き分けの勝ち点4、もう勝ち続けるしかない状態で糞インテルホーム・サンシーロに乗り込んでの雪辱戦である。
シーズン前からディフェンス陣の選手層の薄さが指摘されていたが、この大事な試合に不安定なパスカルシガンがCB、ローレンも怪我で右SBは最近CBやってるコロトゥーレというやりくり布陣はせつない。他にもヴィエラ・ジウベウトシウバ・ヴィルトール・キーオンあたりが怪我で離脱し、ベルカンプはいつものように飛行機に乗れず、なんとも心配なチーム状態であるが、結果的にここ最近プレミア・CLともに負けていないのはいい感じではある。
対する糞インテルはレコバ・エムレ・キリあたりはいないけれども、トップにゴリラと快足バカ、中盤のサネザネッティ、ディフェンス3枚という要所は押さえてあってかなりうざそう。特に快足バカは0−3の試合で大活躍だっただけに、ここの対策ができているかどうかは期待したいところだった。
始まってから両者攻めていても決め手に欠ける展開だったがその内容は全く違ってて、糞インテルは攻めるにしても人数をかけずリスクを侵さず、対するアーセナルは攻めても肝心な部分で奪われてしまうという流れである。糞インテルは流石に長年イタリアで上位でやっている分守り倒すのはうまい。ボールを足下に入れるとすぐに寄せがやってきて、サイドに追いやられ数的優位を作られてしまう。まず中盤ではサネザネッティとラムーシがうまく潰し、抜けたとしても最終ラインで対応しきれてしまう。
このままでは不安定な中盤のミスからインテル先制といういやーな流れになっていたのだが、先制点はアーセナルが気合で決める。25分アシュリーコールがタイミングよくオーバーラップしてチャンスを作るとこぼれ球が運良く前で待ってたフリーのアンリの足下に入り、強烈なインサイドで流し込んで0−1。わし絶叫。
こうなるとインテルも引きこもってはいられない。全体のラインを上げて中盤から潰しが多くなると、33分パーラーがミスしてボールを奪われ、うやむやのうちにヴィエリの強引シュートで1−1。
スコア上イーブンになったことでまた糞インテルは元に戻る。この時間帯になると気のないロングボールも多くなり、インテルらしい感じに。結局スコアはこのまま動かず前半終了した。
閉塞感が漂っていた。球の出しどころをパサーが探すシーンはアーセナルのゲームでまあまあ見るのだが、それは多くの場合「出しどころがいっぱいあってどこに出したろうかな」という種類の迷いで、この糞インテルと対峙した場合はくやしいけれども出しどころが見つからないという悪循環。特にピレスは消されていて、コールとエドゥの可能性に期待しつつ後半へ。
その不安も吹き飛ばすゴールが48分、糞インテルのスローインをカットしたボールがアンリの足下に入り、マークについたマテラッツィをかわしてラストパス→リュングベリ落ち着いてごおおおおおおおおおおおる。AHHHHHHHHH。1−2。
これまでアンリには糞インテルとしては一番いやなストライカーだもんで一枚目にサネッティ、そしてカバーとしてイバンコルドバが対応していて、大体サネッティのところで抑えられていた。してこの2点目のシーンではサネッティが戻らないうちにアンリ得意の緩急で見事にかわしてくれた。すばらしい。
当然インテルはまたラインを上げ、かかり気味になりロングボールを多用する。これはオフサイドとキャンベルの強さでなんとか凌ぎつつ硬直状態が続く。ただこれも強烈なかかり方ではなかったし、それにアーセナルの鋭いカウンターにも期待して見ていた。残り10分になってもスコアは変わらず。糞インテルの方は攻めてはいるものの脅威は相変わらず感じない攻めで、可能性がある快足バカ、マルティンスもアシュリーコールあたりがしっかりついていてうまく機能していない。
83分、糞インテルコーナーキックのクリアボールをアンリにつなぎ、インテルゴール前で件のサネッティとアンリが対峙。これまで押さえ込まれていたアンリがワンステップでかわしてそのまま強烈なシュート。GOOOOLASOOOOOOO!!!。1−3。
86分、はしゃぎすぎて苦しくなったアンリがアリアディエールとの交代のためサイドラインに向かっていたところにアシュリーコールからロングボール。なぜかゴール前にはディフェンダー一人しかいなかった。そのままアンリはドリブルしてラストパス。リュングベリスルーしたところをエドゥが詰めて、AHHHHHHHHHHHHH!!!!!。ゴール裏のガナーズサポーターが狂乱している。1−4。現時点でスコア的に雪辱は果たした。すばらしい。
糞インテルがぶち切れていることは画面見ててもよくわかった。勝利に手が届く可能性のあった頃にはあれだけ激しかったプレッシャーもゆるゆる。89分、変わったアリアディエールが競り勝ちゴール前でトルドと1:1になりラストパスをピレス→GOOOOOOOLLLLLAAAAAAHHHH!!!。1−5!!!!!!。
このまま終了。勝ち点で糞インテルに並んだだけでなく、最終節アーセナルはハイバリーでのロコモティブ戦に対し、糞インテルは極寒ウクライナまで行っての好調ディナモキエフ戦。これはこれはこれはこれは・・・・勝ち抜け見えてきました。
ありがとうインテル。
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