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今1974年ワールドカップ西ドイツ大会の特集番組が放映されている。今後2年間、2006年ドイツ大会が開催されるまでに、ドイツ大会プレイバックの意味で全試合を再放送(当時全部放送されたかどうかはわからんが)するらしい。
ワールドカップを意識したのは1994年アメリカ大会から、このとき自分は中学生か高校生で、ローカルな日本ではいわゆる「ドーハの悲劇」があった大会だったし、ワールドカップ自体の話で言うと「ロマーリオのオフサイド」「R・バッジョのPK」があった大会だ。それ以前のワールドカップはほとんど見たことがないし、まともに見たのが1998年フランス大会からなので、実質まだ2大会しか見れていない。おそらくこれからも過去のワールドカップを見る機会はあるだろうが、この74年大会というのはドイツつながりだけでなく、サッカーの方法について一つの転機になったことでも有名だ。
優勝は開催国の西ドイツだったが、この大会はオランダの大会、もっといえばヨハン・クライフの大会だったとよく言われる。未見なのでよくわからんが、オランダがいわゆるトータルフットボールを持ち込んだことが衝撃的だったらしい。現代のサッカーではある程度当然のように行われる「前線からのフォアチェック」「サイドバックの攻撃参加」「ディフェンスの攻撃参加による中盤のカバーリング」などが実施されたのがこの時代のオランダ代表だったとされている。ただこればっかりは、前に書いたようにアメリカ大会から見始めたような初心者野郎に違いがわかるのかは微妙なところだ。なんせクライフ以前のサッカーであるところの古いサッカーが比較対象にないもんで、古いと言われると5トップでロングボールのけり合いなんかを想像してしまう。このへんは実際試合を見て確かめたい。
してこのクライフという人はこの西ドイツ大会以降、次のアルゼンチン大会では軍事政権が気にくわず入国拒否、この一大会しか活躍していない。ただ90年代初期のバルセロナを率いて黄金時代を作った(いわゆるクライフバルサ)ことからもわかるように、クライフの用いる方法は今だに特殊であり、ハマればかなりすげえチームなんだろう。このクライフバルサもほとんど見たことない。残念。 |
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