発売日 |
定価 |
メーカー |
ジャンル |
1985年9月13日 |
4,900円(税無) |
任天堂 |
ひげアクション |
ゲームの内容とゲーム進行 |
記念すべき第一回は世界中の誰もが知ってるゲームを選んでみた。
基本的スタンスとして、往年のなつかしゲームを紹介するこのコーナー、その中で誰もが知ってるといったらやっぱ所謂「マリオ」、スーマリ!だろう。初期のファミコンの代表的名作であり、またその後数々のマリオ風ゲームを生み出した代表的迷作でもある。
そういうことでゲームの内容は言わずもがな、マリオとルイージが力をあわせて悪の魔王クッパにさらわれたピーチ姫を***することです。
各ステージ4つの全8面、最大合計32ステージの大ボリューム。ジャンプやダッシュなどを駆使しなんでもいいから突き進んで、城に着くかキノピオまたはピーチ(ラスト)を助けるとそのステージクリア。前にも書いたとおり、その後のゲームに影響を与えまくったアクションスタイルは秀逸で、誰にもわかる操作系、単純面クリから多くの隠しフィーチャーまで、末永く楽しめる作品である。 |
ゲームの特徴 |
まずそれまでのファミコン初期のリリースタイトルは、当時のアーケードゲーム移植が主流だった。たとえばナムコなんかが典型で、ゼビウス・マッピー・ディグダグのようなゲーセンで好評のゲームが家庭のTVでプレイできるということ、むしろその点が大きなファミコンの売りだったと思う。(もちろんゴルフやらバルーンファイトやら、名作もあります。)
そこに満を持してオリジナルの、それもアーケードゲームを凌ぐおもしろさ。とにかくその存在自体が特徴であると言える。
ただし意外にもシビアな部分は多い。まず基本的には即死ゲーであること。そして後半の面ではステージ自体が難しいこと。誰にでも親しまれるがゆえに、とっつきやすくクリアしにくいとでも言おうか、それをキャラでごまかしてるとでも言おうか、骨はある。
そして、遊び心いっぱいの隠しフィーチャーも大事だろう。プレイヤーの好奇心を揺さぶるギミックはなによりこのゲームの肝かもしれない。土管にもぐるというのもナイス。 |
ゲームの攻略 |
1.ジャンプはBダッシュジャンプ!
あらためてプレイするとわかるのが、単純ジャンプ(A)の貧弱さ。中〜途半端な距離で、重い。こいつはダメだから、ジャンプは常にBを押しながらやりましょう。
2.大胆→慎重
こういうゲームは、まあ自分のゲーマーとしての腕を信じて、基本的になにも考えずポンポン進むのがよろしい。失敗したら慎重に。
3.単純にピーチが見たいなら
1−2でワープ→4−1→4−2でワープ→8−1→ハショリ→8−4の迷路→クリア
8−4はワープ迷路よりもクッパ前に登場するハンマー野郎が相当うっとうしい。その後のクッパはもう、気合だ!ここでくじける輩は多そうだが、せっかくここまでがんばったんだから意地でもクリアしよう。
4.番外
定番中の定番3−1ラストでの無限増殖とか、裏面とか、オールナイトニッポンバージョン(ディスク)とか、こういうのも以外に盛り上げる一因となっているんだろう。ちなみに裏面の行き方はこちら。 |
総評 |
マリオの由来についてはいくつかある。
1.マリオヤク中説
マリオが妄想を見ているという設定で、常用しているのがマジックマッシュルーム。マジックマッシュルームを服用すると、なんだか気分がハイになって強くなったような気分になり、それが気持ち的に体がでかくなったり、脳内俺ファイヤボールとか、脳内敵とかが登場するというもの。
2.マリオブラザーズの教訓説
前作マリオブラザーズが結局、マリオとルイージ間の殺し合いという形になってしまうため、強制的にマリオとルイージを同じ舞台に乗せないように工面した結果、スクロール系アクションになったというもの。この場合、敵キャラの形とかマリオの造形とかは所与。
3.エロ説
キノコの敵キャラの名前はクリボー、ノコノコは亀、ピーチのとりまきキノピオはキノコ型、・・・これ以上語るまい。
以上のように、いろんなポイントでネタは尽きない。とことん楽しめた一本といえましょう。 |