発売日 |
定価 |
メーカー |
ジャンル |
1989年5月23日(前編)
1989年6月30日(後編)
1998年4月1日(NP書換開始) |
500円(FDS書換)
2,000円(NP書換)
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任天堂 |
きょうふアドヴェンチャー |
ゲームの内容とゲーム進行 |
プレイヤーは空木探偵事務所の助手となり(というか助手がほとんど行動することになる)、不可解な殺人事件の犯人捜査を行うという王道系ADV。
王道系よろしく、人に会って話を聞き、場所に行って調べ、徐々に核心部分に迫っていくタイプである。形式としては選択肢総当り型で、「謎解き」のようなものは一切含まれてない。丹念に選択肢をあたればおのずと道は見えてくる、迷わず行けよ、行けばわかるさ、・・・・ってヤツです。
オリジナルのディスク版ではなく、ニンテンドーパワーにてリメイクされたSFC版でプレイしてみた。脚本は変わらないので、演出面でSFC版の方に分があるかと思われる。
現在でもニンテンドーパワーでの名作の供給は行われている。コンビニなんかに行ってみると、一風変わったSFCの本体やらヘンテコなSFCカートリッジやらを見かけることがあるだろう。ニンテンドーパワーのコンビニ書換は2002年8月31日をもって終了したようです。今後はディスクシステムと同じように、直接任天堂に送って書き換えてもらう形式になるみたい。任天堂はコンシューマーの意見を吸い上げ、表舞台ではないにしろ形にしてあらわしてくれる所、未だにディスクの書き換えをやってるのも偉い。 |
ゲームの特徴 |
最近のADVでは最早当たり前になっている、いわゆるマルチエンディング方式が登場する前につくられた”王道系”であるから、コマンド総当り方式で作られているのはある程度仕方のないことだろう。リメイク版も忠実なリメイクを志したのか、エンディングをマルチにするということはなかったようだ。
本作のオリジナルが発売された当時、任天堂はディスクで良質なADVを連発して供給していた。「遊々記」「ふぁみこん鬼ヶ島」そして本作も含まれる「ファミ探シリーズ」、いずれか記憶にある人も多いだろう。・・・そういえば「なんとかかんとか魔燐組」とか「なんとか歯亜怒組」とかもあったな・・・・。まあ、こういうキワモノは記憶のスミにおいやっとこう。うん。
その中でも、ファミ探2はもっとも出来がいいADVとの評価を得ている。
「なぁ〜んでか」
「なぁ〜んでかぁ」
「それはね」
・・・・とはオチないので、やめとこう。
ゲームを進行していく上で、結構無理矢理な部分も多いが(主人公が人に話を聞くと「・・・・・・そういえば」とか言って都合よく記憶を思い出す)脚本がよくできているからだろう。サウンドの緩急も絶妙だ。エンディングは恐らくひとつなので、いい脚本のヴィジュアルノベルを読んでると思ってプレイすると、楽しめる。 |
ゲームの攻略 |
1.あきらめないで!
攻略的には、これくらいしか書くことがない。 |
総評 |
今改めてやってみると、正直物足りなさは感じる。が、オリジナルをプレイしたそのときは、このゲームがかなり怖かったもんだ。時代の移り変わりとともに人間の成長を感じる。
いや、そうじゃない。恐らくディスクのような(今と比べて)洗練されていない、無骨な感じの方がより恐怖感を演出したんじゃないだろうか?そう思った時すでに遅し、今更ネタバレしてることをもう一辺やろうとは思えなかった。
これを見てやろうと思ったらディスク版をオススメします。 |