「2003年、飛躍の年。」ということで、何か一つネタをかましたいなと思う今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
一口に「ネタ」といってもいろいろあるだろう。俺は別にお笑い芸人ではないので狙って相手を笑わせたりすることはまずできない。自分の予期しないところで相手を笑わせてしまうことはよくあるが。
で、こんな俺ができるネタといえば、体を張った体当たりネタ(若手芸人がよくやるやつね)や身銭を切った散財ネタ(これも体当たりに近いが)ぐらいだろう。というわけで、俺が今まで実践してきたのは主に散財ネタだった。たとえば数ヶ月前に買い、未だに全く使っていないソフトシンセとMIDIキーボード、何となく買ったSigmarionII、最近では、土曜日に買った新型バット「Beyond Max」(現在野球をやっていないのに)など。
でもいまいち物足りない。というのも、別にこれらを買ったからと言って自分の人生が左右されるというようなことは全く無いからだ。一応これらの買い物は無借金で買っているので(カード払いだが)借金地獄に陥るわけでもないし、これらを使うことで新たな人生を切り開くわけでもない。というわけで、もう少し大胆に人生を書けたネタを行うことにした。
その名も、「慶応ボーイになりたいな計画」。
日曜日、例によってbitch宅に泊まっていたときにふと思いついたことなのだが、要するに慶応の通信教育を受けようという話。
この通信教育、結構多くの私立大学で行われているが(放送大学なんかもあるね)、れっきとした正規の大学教育であり、所定の単位をそろえればちゃんと大学卒業資格がとれる、つまり「学士」になれるのだ(って俺はもう持ってるが)。この他にも、正規の学生証がもらえる、つまり各所で学割が利くなどの利点があるが、なんと言っても利点なのが(意外かもしれないが)「新たに教養を身につけられる」ということ。趣味に近いことを仕事にしてしまったせいか、最近趣味のコンピュータ関係の本を読んでいても、「職業スキルに身に付くこと」をやらなきゃ、と意識してしまい、あまりおもしろくない。そこで、思いっきり仕事と関係のない教養を身につけることで、頭をリフレッシュしようと言うのが、受けようと思った大きな理由だ。
で、この通信教育、どうすれば受けられるかというと、別に筆記試験などはなく(書類選考のみ)、書類を揃えて学費を用意すればOKのようだ。しかも、学費は初年度12万円ほど、2年目以降も年額8万と超格安だ。もちろん会社を辞める必要もない。まあ当然その分卒業は難しいわけで、通信教育なんてたいていの人が長続きしないし、受講生の大半は社会人ということもあって、慶応通信教育部の卒業者は入学者の一割にも満たないそうだ。
しかし、もちろん入学するからには卒業を目指す。たとえ入学がネタだとしても。だいたい何年で卒業しろなんて脅迫もないし、そもそも払うのは自分で働いて稼いだ金だ。文句はないだろう。まあ在籍期間は12年だそうで(いくら何でも長すぎると思うが)、5~6年かけてじっくりと勉強しましょうか。それにしても、10年いても、卒業した某国立大(国立大はどこも同じだが)の2年分の学費にしかならんのね。そんな大金を払ってくれた親に感謝。
というわけで、ネタだけど本気です!明日の帰りに入学案内を買い、誰かに母校の成績証明書をとってきてもらって学士入学の手続きをするつもりです。さて、どこまで続くか(1年で投げ出すのか、それとも卒業までこぎ着けるか)お楽しみに。
いきなり書類選考で落ちたら、それこそネタだな…。