戦後戦後15年頃の広島、明石組+打本組+広能昌三 VS 神和会+早川組+山守組の争い最終戦。
PART4で松方が岡島組の若頭・藤田として復活。ついでに岡島組組長を演じた小池朝雄だとか、端役でころころ変わっている川谷拓三も度々復活している。
実質PART3のそのまんま続きとして描かれている作品。チンコロされた広能逮捕によりバランス・オブ・パワーが崩れ、堰を切ったように状況が激変していく様はまさに政治的で面白い。こういうのを見ると、いかに映画的に脚色されたストーリーがあるとは言え、現実の戦争に至る国同士の政治圧力や外交姿勢と通ずるものはあるように感じられる。
そしてついに暴力を凌ぐ国家暴力・警察が介入。戦前・戦後と必要悪的に有効利用されてきたやくざ連中も、組織が大きくなり影響が増すことで排除されていくのである。かつての博徒・テキヤはいなくなり、彼らは暴力団となったのが仇となったのだろう。この一連のやくざ潰しは、その筋の専門家である宮崎学も指摘する所である。
ミーハー目線:ここに来てアキラの最強さがついに最強になる。アキラ・文太・梅辰・松方の啖呵切りがかっこよすぎてたまらん。アキラと文太だけで構成されるラストシーンは最高。