Teenage Nocturne

デペドロがソシエダに見切り付けてなんとマンチェスターシティへ。また渋くなったなシティ。さておき4強が決まるぞ。

アーセナル vs. チェルシー (1st-leg 1 – 1)

同じロンドンに本拠地がある同士、プレミアリーグの延長のようにはなるが一つ違うのがUEFAルールであるアウェイ倍付け。おそらく過去数年にわたってチェルシーはハイバリーで勝てた試しがないのではないか。その前例からすると1st-legで引き分けたアーセナルにアドバンテージがあることは確かだし、後述するギャラクシーどもとの組み合わせを考えると、金満対決よりも「どっちが最強か」対決が見たい。なによりアーセナルファンだし、ここはがっちりアーセナル勝ち抜け。

モナコ vs. レアルマドリード (1st-leg 2 – 4)

モリエンテスの執念のヘッドがスコア上のイーブンをもたらした。つまりモナコはホーム1 – 0なら勝ち抜けてしまうわけだ。ただし相手はロベカルinベッカムoutのギャラクシー、簡単にシャットアウトはできない。相手が負けないチームではなく勝つチームであるというのがモナコにどう作用するか。モリエンテスの執念は実るのか・・・。かなり迷うがアーセナルとの相手ということを考慮に入れて、ここはマドリー勝ち抜け。

デポルティーボ vs. ミラン (1st-leg 1 – 4)

セリエの試合なんてまず見ないので普段のサッカーはわからんが、少なくともこのUCLで感じたのは、ピルロをあの位置で使えるというチーム事情の充実ぶりと、なによりカカ&カフーのフィット感。攻撃の多彩さ・守備の安定・伝統からして今年もこのチームが本命となりそうだ。勝ち負けよりも(これはもう見えてるしな)デポルがどうやってアウェイモードのミランから点を取りにくるかが見所になりそう。1st-legの貯金を活かし、ここはミラン勝ち抜け。

リヨン vs. ポルト (1st-leg 0 – 2)

判断材料があんまないんで、ここはどっちが好きかでポルト勝ち抜け。

で予想勝ち抜けチームは

アーセナル レアルマドリード ミラン ポルト

でどうだ。 てふつうか。次からは1st-leg前にやろう。

犬神家の一族 ★★★☆☆

犬神家の遺産相続問題に巻き込まれた私立探偵金田一が案外都合良く問題を解決していく話。
生まれる前だから詳しくは知らんが、この映画が作られた頃「横溝正史ブーム」てのがあったというのを聞いたことがある。「俺様はちこっとできる人間だ」的な主張を暗に示すためのツールとして用いられたらしいが、この後にも田中康雄のなんとなく滝川クリステルみたいな今思えばイタいブームがあったし、文学はちょいちょい時流の流れでダシに使われることがあるようだ。
でこのサスペンスという形式を取る場合は、そこに矛盾はもちろん少しの理不尽もいい加減な部分も見えてしまうと途端に興醒めしてしまうというリスクを抱えている。もちろんそのリターンとして、とりあえずなんか適当にぶっ殺し続けておけば、謎も深まるしテンションも維持できるので核が定めやすいという点でこのリスクはある意味当たり前だ。だからオチの部分のトリックをとうとうと語る部分には少しの隙もない方がベストだし、本来すべてのサスペンスはそうあるべきだが、とりえあずテンションで引っ張り続けてきた結果「あーもうめんどくせえから最後もテンションで押し切ってみっか」という思考が働くかどうかはわからんが、少なくともこの映画ではそう思えたのは、仮にも過去にブームがありまた現代でもおろそかでない角川ー横溝映画に見られるのは残念だ。
あら探しは嫌いだからメチャクチャ目立った所一つだけ。これ見よがしにババアがタバコ吸ってて、それまでの話があって、当然そういう結果になったときに棒読み気味の「あーしまった」はねえだろおまえ。
ただ話の作りとして、一見どうでもいい部類に入りそうな旅館の女中をかなりこだわりの視点で描いていたのはおもしろいと思った。無駄にフラッシュバックみたいのあったり。

アーウーオジャママン

「6000人がデモに参加したら辞めるかも」とつい発言してしまったことで、そのデモが実際動き出している模様。この前の数十人規模のデモでさえ結構影響したんだから、これが実現するとマジで解任あるかもしれない。もっとも俺はそういう行動を客観的に傍観するほど代表に対して達観してはいるのだが・・。

しかしこの前の対シンガポール戦はひどかった。まず一つにフィジカル面の問題。ただこれはワールドワイドに問題になっていることで、高騰した給料を支払うため選手を使い回す結果、一試合ごとのクオリティは自ずから落ちる、というのはもはや自明。同じく予選を行った南米でも、ブラジルがしょっぱく0-0で引き分けたし(ただこっちは開始直後停電という、南米らしいおもしろハプニングがあったのでよし)、ウルグアイはホームでベネズエラに0-3の完敗と、確かに個人レベルのコンディションが上がってこないというのは一つあると思う。

次にやっかいな問題が、試合後キャプテンnakata.net師匠も指摘していたメンタルの問題だ。フィニッシュまでの形は作れるが肝心のフィニッシュでつまずき自滅してしまう、そういう時打開する最良の機会であるセットプレイも、腐った左足にまかせてノーチャンスのテンションどんずまりキックをかまされ、はっきりいってこの期に及んでチームになっていない。

敢えてメンタル面を追求するなら、いわゆる闘将がいないってのが、こういう問題が起きたときにうまく対処できずズルズルひきずっている理由の一つだろう。トルシエ時代も確かにいなかったが、実際トルシエ自体が闘将だったから問題なし、そのチームをある程度引き継いだ白いペレは「自由奔放にやったらんさい」と言っては傍観するばかり、ついに気持ちの面での核ができなかった。師匠はそのプレイで積み上げてきた現在のキャプテンというポジションにいるだけで、キャプテンシー故のものではないことは彼の性格を推し量れば容易にわかることだ。

いやプレーさえうまくいけば本来こういうものは必要とされない。レアルマドリーを見てみるといい、ケイロスは完全な傀儡でも、フィールド上の中心はジダンだけではないだろう。それぞれが高いレベルで「勝手にやってる」から最高の攻撃が機能している。逆に好対照がチェルシーだ。彼らもまた闘将を自ら生み出すことが出来なかった。

幸い視聴環境という点でオプションが増えたもんで、「おもしろいか否か」で価値を判断する傾向に現在はある。だから自国の代表がどうなろうと、たとえ一次予選でさっさと消えようと全く問題はない。たぶんこれが一周するかどうかはわからんが、ある程度突き詰めてからまた自国の代表そのものに関心が出てくるのかもしれない。いや・・・俺だしな・・・。その辺は超絶にドライだ。

TOBACCO ROAD

8強が決まるぞ。

ユベントス VS デポルティーボ (1st-leg 0 – 1)

1st-legホームでデポルが圧倒的に試合を支配し、また勝利したことでかなり有利になった。いかにユベントスが強豪とはいってもこういうでかい試合で手堅く引き分けられるデポルティーボに、中盤がわけわかんないことになってるユベントスは相当苦しむはず。バルサ・バレンシアに連敗したとは言えスイッチ切り替えてくるだろう。キーはマウロ・シウバとセルヒオがどれくらいできるか。てことでデポル勝ち抜け。

チェルシー VS シュトゥットガルト (1st-leg 1 – 0)

枠内シュートゼロでも相手OGでアウェイ勝利を得たことで、戦いは楽になったが今のチェルシーにアドバンテージはない。基本的にはやられっぱなしの1st-legを見るにシュツットガルトにも勝機はありそう。ただFAカップもプレミアも夢潰えたチェルシーに最後のチャンスを、アブラモビッチがブチ切れて油をそこら中にばらまくぞ、てことでチェルシー勝ち抜け。

マンチェスターU VS ポルト (1st-leg 1 – 2)

アウェイで1ゴール取っているので、1-0でもユナイテッドは勝ち抜けられる。ただ、リオもシルベストル(?)もキーンもいないとなると、ディフェンスどうするのと。とくに空中戦では負けまくり、不安定この上ない。がオールドトラッフォードでユナイテッドが一点取ることは、いかにチーム状態がズンドコとはいえやれるはず。キーはブラウン、オシェイあたりか。てことでユナイテッド勝ち抜け。

リヨン VS レアルソシエダ (1st-leg 1 – 0)

かわいそうなシュレルのOGでアウェイ先勝されたソシエダは厳しい状態だが、去年のような超攻撃的サイドアタックを見せて欲しい。キーはコバセビッチとシャビアロンソ。希望も含めてここは是非、ソシエダ勝ち抜け。

レアルマドリード VS バイエルンミュンヘン (1st-leg 1 – 1)

ホームでポロリもあるよ、ゴリラがアウェイゴールを許したバイエルンは点を取りに行くしかない。一方マドリーも元々攻撃重視だしホームゲーム、ここはがっつりした試合になりそう。ここのキーはズバリ、ゼ・ロベルト。リザラズが恐らくいない分左サイドの支配者となれるかどうか。うーーーん、、、やっぱアウェイゴールはでかい、てことでマドリー勝ち抜け!。

アーセナル VS セルタ (1st-leg 3 – 2)

アウェイで3点も取ってしかも勝っちまったとなればもう言うことない。このままチーム状態が崩れずうまいこといってくれたら・・・いやでもやっぱベスト8で御の字と考えねばなるまいな。この際主力休んで大先生とレジェスのコンビが見たい。当然、アーセナル勝ち抜け。

ミラン VS スパルタプラハ (1st-leg 0 – 0)

厳しいであろうミランの攻めに耐え抜いて、延長まで持ち込むとおもろいが。まあねえかな。ここはミラン堅いだろう・・・たぶんね。てことでミラン勝ち抜け。

モナコ VS ロコモティフモスクワ (1st-leg 1 – 2)

文字通りこれしかないロコモティフがホームでがっちり勝利キープ。ただユナイテッドーポルト同様、この試合1-0だとあっさりひっくりかえるというのも不安材料。じゃあどっちがまだまだ見たいか。・・・モナコ勝ち抜け。

で予想勝ち抜けチームは

デポルティーボ チェルシー マンチェスターU レアルソシエダ 

レアルマドリード アーセナル ミラン モナコ

でどうだ。

People are strange

スパルタ・プラハ 0 – 0 ACミラン

好きなチームはアーセナルだが、こういうヨーロッパのトップコンペティションでいい試合(おもしろい試合とは別)をするのは案外イタリアの強豪チームだったりする。つまりホームとアウェイで、あるいはスコア上のアドバンテージ・ビハインドで全く戦い方を変えてくるので、単純にチームのポテンシャル比べではなく、「背景を伴った一つの試合」を見た場合の印象はかなり違ってくる。さらにこれに加えて強者VS弱者の組み合わせになるとより顕著に現れるものだ。てことでこのROUND16では、当然勝つであろうアーセナル – セルタよりも気になる試合がこのスパルタプラハ-ミラン戦だった。

第一戦目はスパルタ・プラハのホーム、こうなると弱者側とは言え点を取りにくるプラハに対し、ミランがどう受けるのかがまず見るべき所だった。プラハは圧倒的弱者とは言えず、まがりなりにもROUND16進出チーム、戦う武器は持っている。右サイドのゲームメーカー・ポボルスキーを中心に、これにザレンカとトップが絡む攻撃がグループリーグでも印象的だった。

前半スパルタ・プラハはボールを奪うとまずトップに当てて、そこからの変化でとりあえずなんとかしてみる(中盤がこぼれ球を拾えたらもうけものぐらいの感じで)ダイレクトプレーを主体に、非常に明快な攻撃を繰り返す。極端な話100回同じ事をやってそのうち1回相手がミスれば、それをチャンスに出来る自信ぐらいはあったのだろう、こういう単純な決まり事をチーム一丸でやるというのが弱者の取る方法として有効だと思う。これに対しミランはその一回のミスもありえないほど、CBマルディーニとコスタクルタの跳ね返しは安定していた。加えて前半は両SBがほとんどあがらずディフェンスに専念していたようで、このロングボールに対して隙はなかった。ただ、その跳ね返りをうまくザレンカあたりが拾ってくると面白い展開になる雰囲気はあった。

後半は逆にミランの一方的な展開になる。もともとアヤックスばりの速いパスを主体とする、イタリアの中でもイタリアらしくない試合展開を好むミランだし、それを可能にするメンバーだがこの試合ではカフーとガットゥーゾのキレがよく、強力な攻撃を見せたが結局スコアレスドローで決着、次回ミランホームの試合に勝敗は委ねられた。

解説の宮内氏もかなり指摘してたがプラハのディフェンスラインがどの程度の位置取りをキープできるかで試合の流れは大きく変わった。前半のようにより高い位置をキープし、ゴールキーパーも含めたディフェンスができる時は、ボールが両チームを動き回る密度の濃い試合、一方後半押し込まれた場面ではオフサイドトラップを仕掛ける場面が多かったように、守備の方法が違ってくる。次回ミランホームではこういう展開がずっと続くのだろうが、ここでカウンター一発決まればどう転ぶかはわからない。またその一発を決めれるぐらいのゴール前までのボール運びと、チャレンジは可能であることはこの試合で見ることが出来た。UCLを知り尽くしたミランと、そういうミランに対応した戦い方を考えてきたプラハの「チームではなく試合を見る試合」を感じさせたいいゲームだった。

KillBill vol.1 ★★★★☆

結婚式で親族を惨殺された嫁が復讐の旅に出る話。
クエンティン・タランティーノ監督作品第4弾。これまでの3作で共通したのは、映画の方法としての時間ずらしと、カスがカスなりの見栄・論理で行動しているということ。そして本作は映画監督として大御所の部類に入った感のある、つまり金はあとからついてくるものとしてまず自分が作りたいものがありきである状況のタランティーノが作った映画だということだ。
それは如実に感じられる。まず日本を舞台にして「日本のやくざ映画」を作ることができる状況に持っていったこと。タランティーノが映画マニアであり、仁義なき戦いなど日本映画が大好きなのは有名だ。そしてその波及効果として日本人の俳優が多く登場し、英語が話せる感じのおもしろ日本人として千葉真一御大、深作つながりとしてGOGO、またハリウッドのアジア系俳優でコストパフォーマンス今んとこナンバーワンのルーシーリューが準主役をやっている。反面やつが出るとその映画全体が安っぽくなってしまうという悪い面も同じ。
ガンを常備しているギャングではなく日本のやくざということで、刀を使った時代劇のような映像をやりたかったのかもしれんが(クライマックスの対決では修羅雪姫のテーマ曲が流れる)、おもしろ装束のユマ・サーマンとCPルーシーリューでは殺陣の迫力は当然ないし、変な日本語が爆笑を誘うし、正直あの長い大立ち回りの意図がわかんなかった。つまりそれこそが「監督的に無理矢理でもやりたいシーンです。」の表れでもあるんだが。ただワイヤー丸わかりってのはどうなんだろう。チェックしないわけないし、ハリウッド映画のワイヤー多用に対する皮肉めいたわざとの丸出しか。あと梶芽衣子の曲が重要なシーン(クライマックスとエンディング)で用いられているのも、単にタランティーノが好きだからなんだろうなあ。「恨み節」「修羅の花」はそれぞれ梶芽衣子主演の女囚さそりシリーズと修羅雪姫シリーズで用いられた曲で、それら映画はすごくおもしろい。で曲も確かにしっくりくるんだけど、その文化を知っている日本人が見るとどうもおもしろに感じてしまう。
そう、なんつーか全体に流れるテイストは「真面目なおもしろ」ってことになる。タランティーノは日本のやくざ映画が大好きでそれをハリウッドでやろうとした場合に「カタコトの日本語を真面目に話すハリウッドスター」という形が生まれる。そしてそいつらを使い真剣な場面を作ろうとしても、日本人にとってはおもしろな感じになるんだよなあ。
途中からはなんだかSABUの映画を見ているような感覚になった。どこがどうとか正確には言えないが、それだけタランティーノが作った映画、特にレザボアとパルプは世界中に影響を及ぼしたということでもある。よってそのエッセンスを感じ取った監督の作品のような出来に皮肉にもなってしまったのは、タランティーノが作りたいものを作った結果であるという点、つまり今ある引き出しで済ませてしまったということだ。
結果的に今までの予想を超えるような範疇ではなかった。印象深かったのは「今は親指を動かす方が大事」みたいなくだりの部分だけ。そもそもこんな映画(結構ホメ言葉になるなこの場合は)で粗探しをやったり御都合を指摘するのは馬鹿げているのでやめておき、素直にタランティーノらしい映画を日本人の立場で見ておもしろがるのがよかろう。
てことで、純粋に日本を知らない人はこれをどう思うか知りたいところではある。

銀子の唄

もうすぐ予選があるらしいが、やっぱどうもこの、興味が湧いてこねえ。これは2002年の頃からだんだんと自分の中で大きくなった感情であり、また昔から持っていた感情でもあるからそれの確認になるのだけれども、○○の代表だから・・・という結びつきはかなり薄い気がする。好きな選手もいねえし、みたい選手もない、それでもこれまで持ちこたえてこられたのはまず海外リーグという代替があまりにも遠い存在であったこと、また曲がりなりにもこれまでの代表には目指そうとしてる地点があり、その過程を楽しむのもひとつ含まれていた部分があるからだ。ただそれさえ2002では、トルコチームという存在によって簡単に捨て去ることができるほどユルい結びつきだったと思い知らされた。

これはなにも、今の代表を応援してるやつはアホだと言ってるのではなくむしろ逆に俺がアホというか、アホなわけで、なんつーかさっき昔と書いたがこれは高校の頃、なんか知らんが当時所属してた高校が甲子園に出場しやがったため、初出場だったもんで全校総出で応援しに甲子園まで行こうと、これはわかる。つーか応援に行けるというのがうれしいわけではなく、ただ友達と神戸あたりに夜行バスで行けること自体がうれしかっただけで、正直野球は見てもいいけど甲子園とか別興味ねえしなぐらいの感覚だった。

でその初戦で勝ちやがったものだから、次からタチが悪くなる。そのまま全校生徒が止まるほど寄付金もねえし、主要メンバー(このへんの人材選びもうさんくさいんだが)だけ残してあとは郷里へ、なんと2回戦は半強制のテレビ応援のようなものになる雰囲気だった。

ここで待てと、そんな普段野球なんぞにな~んも興味ないくせに、なんやおまえ自分が所属しとる高校がテレビに出てたら諸手をあげて応援つうのができんのかよと、おまえらアホか、じゃあなにかあの神戸に行ったときのポートピアランドでのはしゃぎ様は半笑いかと、もう半分は微妙に甲子園の応援のワクワク感コミコミかと、そりゃもう理不尽きわまりない感覚に陥り、幸いに半強制だったので俺ともう一人だけ、ついにテレビ応援はしなかった。

つまり、そういうシンボル自体が求心力となるのはよっぽどでないと無理ある気がする。これは確実に損な性分なんだけども、正直な気持ちなもんでしょうがない。てことでFAカップ見よう。

Radioactivity

今1974年ワールドカップ西ドイツ大会の特集番組が放映されている。今後2年間、2006年ドイツ大会が開催されるまでに、ドイツ大会プレイバックの意味で全試合を再放送(当時全部放送されたかどうかはわからんが)するらしい。

ワールドカップを意識したのは1994年アメリカ大会から、このとき自分は中学生か高校生で、ローカルな日本ではいわゆる「ドーハの悲劇」があった大会だったし、ワールドカップ自体の話で言うと「ロマーリオのオフサイド」「R・バッジョのPK」があった大会だ。それ以前のワールドカップはほとんど見たことがないし、まともに見たのが1998年フランス大会からなので、実質まだ2大会しか見れていない。おそらくこれからも過去のワールドカップを見る機会はあるだろうが、この74年大会というのはドイツつながりだけでなく、サッカーの方法について一つの転機になったことでも有名だ。

優勝は開催国の西ドイツだったが、この大会はオランダの大会、もっといえばヨハン・クライフの大会だったとよく言われる。未見なのでよくわからんが、オランダがいわゆるトータルフットボールを持ち込んだことが衝撃的だったらしい。現代のサッカーではある程度当然のように行われる「前線からのフォアチェック」「サイドバックの攻撃参加」「ディフェンスの攻撃参加による中盤のカバーリング」などが実施されたのがこの時代のオランダ代表だったとされている。ただこればっかりは、前に書いたようにアメリカ大会から見始めたような初心者野郎に違いがわかるのかは微妙なところだ。なんせクライフ以前のサッカーであるところの古いサッカーが比較対象にないもんで、古いと言われると5トップでロングボールのけり合いなんかを想像してしまう。このへんは実際試合を見て確かめたい。

してこのクライフという人はこの西ドイツ大会以降、次のアルゼンチン大会では軍事政権が気にくわず入国拒否、この一大会しか活躍していない。ただ90年代初期のバルセロナを率いて黄金時代を作った(いわゆるクライフバルサ)ことからもわかるように、クライフの用いる方法は今だに特殊であり、ハマればかなりすげえチームなんだろう。このクライフバルサもほとんど見たことない。残念。

Shaking hand incision

松屋の新メニュー群、今日ようやく一通り通過してみたが、特にあの唐揚げとキャベツの千切りと出来合いの目玉焼きを飯の上にのせた唐揚げライスだったかなんか名前はよう覚えておらんが、あれはカレギュウと同じベクトルで今後も残るべきメニューだと感じた。とにかくまずさだけは前にあった「チキン唐揚げ丼」とタメはる。松屋と唐揚げは相性悪いな。