子供の頃大リーグのピッチャーを夢見たジム・モリスが、おっさんになってから挑戦する話。
非常に感動的な映画だ。これが実話を元にしているというのがその一番の要因だろう。大リーグ挑戦というのがどの程度のものなのかはぼんやりしかわからんが、日本野球のスター選手がやたら行きたがるということからも、「おっさんが大リーグを夢見る」ということがどれほど大層な事かわかる。また大リーグ云々とは関係なく、若い頃130k後半しかでなかった球速がおっさんになって160近く出るという事実も驚愕だ。このおっさんは映画の元になったであろう自伝を書くだけでなく、若い頃の怪我からどういう過程を経て「おっさんで160」の境地に到ったのか、そのトレーニング法や怪我からの復帰法を書けば、また一儲けできるだろう。
舞台がテキサスということでカントリー調の挿入歌が鼻についたが、それも払拭できるほどストーリーがうまい具合にできていた。まーあのスクールキッズどもの関わり方は正直苦手な感じなんだが(特にあのアフロ気味ピッチャーのポジショニングは相当きつい)、それもモリスの夢に比べれば大事の前の小事だと切り捨てることが出来た。また当然あのピッチングフォームでは160出せないというのも無視できる。ここは俳優なんだししょうがない。そして映画は感動的に終了。
だが見終わった後変な感覚になった。これは映画が感動的・面白いのではなくて、ジム・モリスの実話が感動的・面白いのではないか。ノンフィクションにしてその指摘は本末転倒だとも思ったが、こういう感覚に陥らせる一番の原因はやはりノンフィクション以外の部分、映画における演出や、どの部分をハショりどの部分を重要視するかと行った取捨選択だ。
そう考えると、前述したうざいカントリー丸歌いや、スクールキッズの関わり方のきつさ、調子乗ってるガキ、大リーグ挑戦を決めてから達成するまでの話がかなり薄い事(どちらかといえば本人の頑張りよりも家族との関わりを重視している)など、嫌な部分が思い出されてくる。←こういう一般に良いとされるであろう演出を気持ち悪りーとかきもいとか感じるから俺はダメ人間なんだろうなあ。
ただ、それをも上回るこの実話のすごさ。結局は感動的な映画だった。
実際の事件では父親の他に、妹、母親、妹の夫、妹の息子、妹の娘と家族6人を殺しています。それら全てを自らの手ではなく、家族同士で殺させあったという点が鬼畜以外の何物でもありません。どうしてそのような鬼のようなことができるのか、常人には理解できません。
洗脳くんは北九州監禁殺人事件を題材にしているため借金に関する話はちょっとですが、ウシジマくんは序盤も終盤も悲惨ですがためになる話ばかりです。
金融など法律に関することは小難しくてなかなか覚えるのが億劫だったりしますが、マンガでなら記憶に残りやすいし、実話形式でわかるのでかなり頭に入ってきます。マンガで金融を勉強する他にも、最近ではネット上に参考になるサイトがありますので是非見てみてください。