泥棒名人オーシャンと11人ぐらいがカジノ金庫を襲う話。
話自体はよくできてるというか、もんのすごくスムーズに進行するので見ていて飽きる・タルいということはない。かといって吃驚もない。至って普通。しかしそれはキャスティングの豪華さから考えてそれ以外でも豊富な資金が用意してあったことは想像できるわけで、そうなるとたぶん複数の脚本家・アイデアマンの発想の積み重ねであろうから、基本的に物語がまずくなるということはない。ハリウッドそれ自体が嫌いでなければ、泥棒モノという一般受けする素材がメジャーとして真当だし至極興行的な作品。
以上のことから、この映画もハリウッド超大作エンタテイメントによくある、只々一時的な享楽を満たすためのスナックムービー・ポップコーンムービーでしかなく、魂が揺さぶられる一生モノの映画だということは絶対ない。しかしそれはそれで一時的に確かに「いい感じ」ではあるから、映画として正当な作品かもね。
ただこれだけの豪華キャスト、ピンで主役をやったり主役の敵をやったりする俳優がこれだけそろった形はもう、享楽エンタテイメントしかない、それがまあ色んな意味で無難、こういう落ち着き方は安直すぎて、なにからなにまで普通で、そういう背景まで含めてポップコーンだ。
つい最近CSで何を血迷ったか「芸能人オールスター野球大会」という番組を放送していたので見たんだけど、当時の都市ちゃん・マッチ・起きた弘幸・ヒロミGO・チャチャとかもう、それはそれは「オールスター」な人々が野球をやっていて、実際見てる側には野球なんてどうでもよく、それがラグビーでも相撲でもいい。ただビッグエッグができたての頃だし野球は国技だし、てことで野球になったのだろう。要するに当時のスターがそろってなんかやってればいいのよねそれは。自分は爆笑しながら見たが、瞬発力の笑いなので10分ぐらいで飽きた。
ポップコーン兄弟はまだ野球やっているんだろうか。