Software Design 1992年2月号

本号の特集は「実践第一!こうすればできるネットワーク」。UNIX系雑誌なのでTCP/IPネットワークの話が進んでいく。NFS, telnet, rsh系コマンドなど現在でもおなじみの(rsh系はsshに置き換わったけど)内容が続いて、今読んでも十分役立ちそう。
新連載では「コマンド探検隊」というのがスタート。第1回はcsh (1) とのことで、そういえば昔はcshも結構使ったなあと懐かしく思った。最近はLinuxしか触らないからbashばっかりだもんね。
この頃の本誌にはコラムが多いのだけれども、この頃の主な話題はUNIXの標準化の話(OSF/1 vs SVR4とか)やNeXTの話(技術系の連載にも多い)、あとこれからのCPUはRISCだ、とかの話題。自分がPCに触り始めたのがちょうどこの頃なので、当時の空気感をちょっと思い出した。

ちょっと面白かったのが「ほろ酔いUNIX」という連載にあったこんな挿絵。

どのOSが生き残るのか、というオッズだと思うのだけれど、26年後の今の状況で答え合わせをすると、
・Windows NT
・NeXT(の子孫であるmacOSとiOS)
の2つかなあ。
あとはSVR4系のUNIXとSolarisは息も絶え絶え、そしてこれらを駆逐した、この当時は学生が作ったUNIXもどきのおもちゃでしかなかったLinuxが3つ目の勝者だろうか(そういう意味では「その他」だね)。

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