Software Design 1992年1月号

再開、と言いつつまた1ヶ月放置していたので、今度こそ本当に再開。
まずは再開以前にやっていたSoftware Designのバックナンバーレビューの続きをやることとする。

前回は1991年まで終わったあと、古い記事は飽きたとばかり2014年に飛んで終わっていた。よって再開するのは1992年1月号から。目標は1日1号。とりあえず手元には2017年12月号まであるので終了まではまだまだ先だが、週ベ60周年企画の創刊号から毎日1号レビュー(単純計算で年50号 x 60年 = 3,000回?)に比べたら全然たいしたことないしね。

というわけで1992年1月号。特集は「これでいいのか?UNIXの日本語環境」というもので、まだまだ混沌としていた文字コードと入力環境、そして各種アプリケーションの話だ。筆者は勘違いしていたのだが、EUCはShift-JISと並行して普及していたわけではなく、Shift-JISから移行していったのね。Unicodeは1.0がすでに前年に登場していたらしいが、CJKが取り込まれたのは1992年6月とのことなので、この記事では影も形も出てこない。

あと一般記事ではC++とオブジェクト指向言語の話が多めかな。当時もてはやされていたらしいオブジェクト指向言語のEiffelって、今はどうなっているんだろう。
その他に気になったのは、新連載「体験的Interface Builder入門」。このNeXTの開発環境が、OSX / iOSの開発環境として数年前まで使われるくらい長生きするとは。そもそものできが良かったってことかな。

なお、この号では丸山不二夫氏が2本記事を書いていたが、ちょうど今日丸山氏のセミナー(マルレク)に参加していたので個人的にはタイムリーだった。

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