本号の特集は「Cの高感度テクニック 関数編」。創刊号からここまで特集はすべてプログラミング関連ではなかろうか。そしてこの特集の中で、かの有名な(と思っているのは筆者だけかもしれないけど)藤原博文氏による「Cプログラミング診断室」が始まっている。これは次号からは通常連載となる。
そして個人的に興味深かったのが、MINIX 1.5をPC-9801へ移植したという記事。この記事の、MINIXの内部動作やそれをPC-98に移植する際に道ソースをいじったかなどの紹介などの雰囲気が、何となく今のSD誌の記事に近いなあと感じた。そう、プログラミング入門的なものよりも具体的なソフトウェアの内部構造紹介の方がSD誌っぽく感じるんだよな、個人的には。
あとはIBMが出してきたUNIXワークステーションの出来がすごくいいぞ、ワークステーション市場もIBMが席巻するのでは?という記事も。結局IBMが席巻することもなく、ワークステーション市場自体が消えてしまいましたね…。