Group B

イングランド
パラグアイ
トリニダード・トバゴ
スウェーデン
【注目チーム:イングランド】 監督 スベン・ゴラン・エリクソン

GK ポール・ロビンソン
GK デイビット・ジェームス
GK ロバート・グリーン
DF ガリー・ネビル
DF アシュリー・コール
DF ジョン・テリー
DF リオ・ファーディナンド
DF ソル・キャンベル
DF ウェイン・ブリッジ
DF ジェイミー・キャラガー
MF スティーブン・ジェラード
MF デイビッド・ベッカム
MF フランク・ランパード
MF ジョー・コール
MF オーウェン・ハーグリーブス
MF ジャーメイン・ジェナス
MF マイケル・キャリック
MF アーロン・レノン
MF スチュワート・ダウニング
FW ウェイン・ルーニー
FW マイケル・オーウェン
FW ピーター・クラウチ
FW テオ・ウォルコット


基本フォーメーション:4-4-2
                  FWオーウェン
       FWクラウチ(ルーニー)

MF
ジョー・コール                  MFベッカム
      
MFジェラード     MFランパード
DFアシュリー・コール            DFガリー・ネビル
         DFテリー     DFファーディナンド

            
GKロビンソン

別フォーメーション:4-1-4-1
            FWクラウチ(オーウェン/ルーニー)  

MF
ジョー・コール                  MFベッカム
                             (レノン)
      
MFジェラード     MFランパード
           
MFハーグリーブス
DFアシュリー・コール            DFガリー・ネビル
         DFテリー     DFファーディナンド

            
GKロビンソン

自国開催の66年大会以来の優勝が期待されている。期待されるのも当然で、全ポジションに満遍なく優れたプレイヤーがおり、さらにルーニー・ジェラード・ランパード・テリーのような規格外のプレイヤーも数多い。特にディフェンスラインは参加全チーム1と言っても良いぐらいで、ポジション特性上イエローカード累積での1試合出場停止となった際における、サブメンバーの質の高さというのは大きなアドバンテージだと思う。
つまり強豪国と言われる国は、大抵の場合スタメンで文句の付け所がないものだ。それが強豪国の所以であり、目先もついそちらばかりに偏ってしまう。しかし短期の一発勝負で重要なのはスタメンよりもむしろサブメンバーだったりするもので、例えば準々決勝でCBのどちらかがイエローカードをもらい、勝ったけど累積で準決勝に出られないといった状況は普通に想定される。そういう時にスタメンとサブの質に明らかな差があれば、優勝予想する上では大きなマイナスポイントとなる。その点イングランドはたとえスタメンCBのリオとテリーが二人同時に抜けたとしても、キャンベル・キャラガーという質的に同等の選手がいるので全く問題がない。これは他のポジションにも言えることで、かつ複数ポジションできるキャラガーやハーグリーブスが控えにいるのはかなり大きい。
そんな手堅い今大会のイングランドに難点があるなら2点、FWの組み合わせと、ベッカムだ。
FWは当初オーウェン・ルーニーのコンビで間違いなしとされていた。このコンビであればかなり強力な攻撃が期待でき、難点どころか決定的な長所たり得た。だが二人とも直前に怪我。ルーニーに到ってはいまだに酸素室?のようなものに入って病状に関しても秘匿されている。オーウェンは間に合ったとしても、ルーニーの方はかなり厳しいのではないか。ベストヤングプレイヤー候補の最有力としてメッシやCロナウドと共に期待されていただけに、非常にかわいそうではある。
ベッカムに関しては、キャプテンだし右足は世界3番目ぐらいだし、確かに代表クラスのプレイヤーではある。ただ今のイングランドの中盤を構成しているメインの二人、ジェラードとランパードはガチガチのプレミアCHを極めたタイプなので、ゲーム展開上のスピード感をチームに要求するだろう。ジョー・コールも今やかつてのゲームメーカーというより、チェルシーで見せるサイドからの切り崩しが武器となっているので、この3人が求めるような流れというか展開を、ベッカムが寸断してしまわないかというのが少し不安な所だ。
また、いかにディフェンスラインが強固であろうとも、ジェラード・ランパードが上がってばかりではバイタルエリアを埋めてくれるような守備専MFを1枚入れなければ厳しいかもしれない。別フォーメーションはオーウェン・ルーニーが出場できない状況に加えて、ジェラードとランパードを自由に攻撃できるような意図を込めて、守備専にハーグリーブスを置いてみた。
で、優勝できるか。・・・・うーん。微妙。というのはルーニー次第のような気がする。怪我明けのオーウェンと、「でくのバー」クラウチはうまく噛み合うのかわかんないし、ウォルコットに到ってはたぶんドイツ旅行となるだろう。仮にエリクソンが大英断し、中盤のタレントを活かすために別フォーメーションのような形を採用したら、また話は違ってくる。
【順位予想】
1位:スウェーデン
2位:イングランド
GLではほぼ間違いなくルーニーを使えないと言うことで、若干得点力が落ちるためにスウェーデンが有利と見た。今大会のスウェーデンは、欧州予選総得点ナンバーワン&総失点1桁という攻守ともにかなり安定している。伝統の守備力+ズラタン・ラーション・リュングベリといったとても魅力的なサッカーが期待できる。

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