父親を黒人に殺され、ネオナチの白人至上思想にはまってしまったデレクと、その弟ダニーの重くせづねぇ話。
ラストのヤリ逃げはこの映画にして有り得る範囲のものだと思う。今まで散々やらかしておいて、そんなハッピーエンドて虫がよすぎるわね。ただそれにしてもやっぱこう、、重いよね・・・。
これが果たして人種差別故の出来事なのか、それは見えてこなかった。この映画のように「隣の黒人が黒人だからむかついてきた」といった単純なものではなく、アメリカ社会には歴史的に見ても未だ深い深い部分で人種差別が根付いていることだろう。たとえば詳しくは知らんが黒人の方が就業率が低かったり、犯罪者になる率が高かったりするのではないかと思う。この辺は基本的に単一民族国家である日本(朝鮮問題とかあるけど)に生まれ育ったというのも影響しているかもしれない。
なのでどちらかと言えば、思春期やっっちゃった物語の側面が強く感じられたのである。例えば自分の場合高校の頃、「あいつスカしとるな」という理由で不良の人に便所に呼び出しくらいリンチを受けるという光景が、特に年度初めぐらいによくわかんねえ勢力争いの余波で散見された。当時自分はスカしてなかったので(今もか)ボコられることはなかったが、確かに何十人単位でボコられ、それに呼応して何十人単位で高校をドロップアウトしていったのである。今はあまり進学できない進学校に変わったらしいです。
それがアメリカになると、きっかけとしての人種があり、手段としてのバスケットがあり、ガンがあると。でもなー。ガンはきついよガンは。「あの時ぶん殴ってごめんね。てへっ。ちょっとした若気の至りさ」「気にすんな。ほんとは気にしてるけど」で済みそうか済まないかわからんけど、ガンはなー。「あのときガンで殺してごめんね。」では済まんからなー。それを言っちゃあなんでもそうか。
月: 2003年5月
旧初台駅
イラク兵の捕虜と同じ気分を味わうことでひそかに反戦をアピールしているこうしです。こんばんは。
Web上ではずっと「こうし(Kou-shi)」と名乗っているのですが、そのせいか最近大学の後輩から本名が「こうし」だと間違えられたり、会社の先輩からB’zの稲葉浩志からとったんじゃないかと疑われたりで散々な気分なので、いっそのことこのサイトをB’zリスペクトサイトに変えようかとも思いましたが、ほかの二人から愛想を尽かされること請け合いなのでそれは止めます。
ところで、
新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド2ndと言うゲームが最近出たそうです。私はエヴァンゲリオンに造詣もないしアドベンチャーゲームが好きなわけでもないので、是非ハードゲーマーたるbitchにやって欲しいです。bitchの評価次第では、デスクリムゾンに続く、私の二つ目のゲームコレクションになるかなと期待しています。
ま、そんな話はどうでもいいとして。
先月から通勤経路を新宿経由に変えたので、京王線を終点の新宿まで乗るようになりました。
ここで京王線を知らない人のために少しフォローすると、京王線は八王子から新宿まで走っている私鉄の路線ですが、新宿の3駅手前である笹塚から、同じ新宿に向かうにもかかわらず、京王線と京王新線の2線に分かれます。2路線とも笹塚を過ぎると地下に潜るのですが、京王線は笹塚からノンストップで終点の新宿まで行くのに対して、京王新線は途中で幡ヶ谷と初台という二つの駅に止まり、新宿からは都営地下鉄新宿線に乗り入れています(つまり新宿終点ではない)。
私はもちろんノンストップの京王線の方に乗っているのですが、毎日乗っているとすぐに不思議なことに気がつきました。笹塚を過ぎたあと地下に潜り、しばらく列車が走っていると、コンクリートの打ちっ放しだったトンネルの壁が不意にタイル張りになるのです。しばらく走るとまたコンクリートに戻るのですが、いかにも不思議です。
しかし、その疑問は自分の中ですぐに解けました。以前どこかのテレビ番組で(多分「出没アド街ック天国」)初台は昔京王線の駅で、新線ができたときにそっちに移ったという話をしていたのを思い出したのです。多分私が見たのは旧駅の壁なんだろうと思い、次に乗るときには壁の反対側(反対の線路側)を見ていました。するとやっぱりタイル張りの壁になったところで古いホームが現れました。と言うことは、私たちは毎日廃駅の横を通って通勤しているわけです。趣深いですね。
と言うわけであっさりと疑問を解決した私が現在挑戦しているのは、タイル張りの壁に今も付いていると思われる、「初台」と書かれた駅名表示板を見ると言うことです。旧初台駅のある付近は、どの列車も高速で通り過ぎてしまうため、何度乗っても白い看板があることをかすかに確認できる程度しかできません。もしこの挑戦に成功した、動体視力が驚異的によい方、もしくは高速でシャッターを切れるカメラをお持ちの方は私に教えてください。うらやましがります。
…全文を敬体で書くと無性に疲れる。何故だろう。
クリケット
1.基本的に斜め読み
2.専門用語・俗語等テクニカルタームは無視の方向で
3.俺はクリケットが大好きだと思いこむ
今は調べる前です。
・野球に似ているらしい
・なんかよくわからんけど時間かかるらしい(昼飯タイムなどあるとかないとか)
調べます。
google「クリケット」
→トップは当然「日本クリケット協会」だと思っていたけどなぜか同人誌みたいなサイトだった。
(参考)http://www.cricket.gr.jp/
→2番ヒットの東京工科大学クリケットクラブ
http://www.teu.ac.jp/ed/club/tutcc/
How to Cricketへ。斜め読んでみた
野球 | – | クリケット |
9人 | プレーヤー | 11人 |
9回 | イニング | 1または2 |
3アウト | アウト数 | 10アウト |
ファールフィールド以外約90度 | フィールド | 全範囲360度 |
4つ | ベース | 2つ(ウィケット) |
代打、代走あり | 選手交代数 | 守備交代1人のみ |
↑これと、なんか丸いとこでやるってことだけ理解。
意外にバッツマンて言葉だけ記憶に残ってる。
これを踏まえてオフィシャルっぽいサイトNippon Cricket Community Homepage
http://www.cricket.ne.jp/ncc/
→バッツマンの背後にあるウィケットをめぐる攻防がクリケットのエッセンス とのこと。
・・・まあいい手っ取り早く実際競技をやってみよう。とはいえ11人×2が集まるわけがない。
こういうときはシミュレーターを使う。つまりゲームを探す。
以前vectorで探したときはなかったので、DEMOを探すことにする。それに海外(英国)の方が本場だし。
→Demo-Files.com
http://www.demo-files.com/
にCricket 2002 Demoてのがあった。
これがどうも野球で言う「ピッチャー対バッター」の構図らしい。 奥の黄色いのがキャッチャーで、一番手前の頭だけ見えてるやつがピッチャー。ウィンドウに被ってるのが審判。バットマンは二人で、土ならししてるやつとムカつく立ち方してるやつ。 | |
投げた瞬間。バットマンは棒みたいので打ち返す。 | |
ピッチャーの投球後。かなり手ぶらな感じ。 | |
守備風景。ベースが見えん。 |
今回の結論:クリケットわからんでよし!
スーパーマリオワールド
プレイヤーはマリオ・ルイージを操り、おなじみ魔王クッパにさらわれてしまったピーチ姫を助けるためにフィールドに設定されたステージをクリアしていくという、面クリ系アクションゲーム。
いつものマリオにあるようなレスポンスの心地よさ、入りやすく抜けにくい全体のバランス、様々のアクション、隠し要素など、これまでのマリオで確立され支持されてきたスタイルを継承しつつ個々にパワーアップを図っている点がいい。
また本作は当時メガドライブ・PCエンジンの台頭により「任天堂、もしかしてやばいんじゃねえの」という声に対する答えを示す意味での、SFCではこんなことができるというデモンストレーションも兼ねているタイトルのはずだった。
ただ幸運にも同時発売のF-ZEROがそっちを担ってくれた。SFCはこんなにスピーディーでパワフルで回転縮小までできるんだぜという衝撃は、自分の記憶ではF-ZEROとリンクしている。スーマリの進化型であるスーパーマリオワールドは、これはただもうマリオでしかなかった。その後のマリオ64やサンシャインにしたって、どんなにCGのクオリティが向上してもやっぱりやってることはBダッシュして飛んでくだけ。
ヨッシーのポジショニングも世界観にマッチしていたし、今度はマントを使って空を飛んでしまうと。なんとセーブができると。実際先日鬼畜と共に完全クリアを目指し半徹でプレイした8時間あまりの時間は、「あーこのカギの場所覚えてんなー」とかマリオの世界を媒介に当時を振り返り、今を楽しむ時だった。
特徴はスーパーマリオブラザーズ同様、それがスーマリであることだ。Bダッシュして、3つぐらいパタパタを連続踏みして調子に乗ってブロックに乗り損なう。反面意外に適当にやってもうまくいったりするし、かっこよくきまる。だんだん自分でも乗ってくるのがわかると脳内麻薬が微妙にでてるなーてのも感じてくるし、かといってやりすぎると残酷にも即死してしまうという絶妙さ。これがマリオテイストなのかな。
そして本作のプラスアルファはヨッシー。ヨッシーに乗れば1ミスがOKになるという安心感、緊急時のヨッシー切り捨てジャンプの切なさ、この両面性もまたテイストに合ってるのよね。
隠し要素についても、ブロックスイッチと鍵の効果で「あそこに何かありそうだけど今はいけないな~」という期待感を増幅させてくれるのもいい。フィールドが広いので忘れることもあるが、コンプリートのためにそれを探す過程も面白い。またそういう隠しルートも、画面外マント飛行や下からのマント飛行や無理やりマントで行けてしまうなど、プレイヤー側の気合の入ったショートカットができるのもいい所だ。
1.新操作をマスターせよ!
スーパーファミコンでは都合6つのボタンが使えるということで、今回はジャンプの種類が2つになった。これまでの通常ジャンプ(含Bダッシュジャンプ)ときりもみジャンプであり、その違いは
【通常ジャンプ】
・敵避け・障害物などはBダッシュジャンプが基本中の基本。ジャンプの際Bボタンは押しっぱなしが基本だが、反面物を持ってしまう場合もあるので臨機応変に。
【きりもみジャンプ】
・敵を消せる
・ブロックが壊せる
・通常ジャンプで踏むとミスになる敵も大丈夫
・↑のを利用して低速ジャンプができる
この使い分けで緩急を付けるのが肝。またマント操作(特に低速飛行)は是非マスターすべきところだ。
2.ルートが結構多めです
SFC一発目てことで容量的には前作マリオ3の2倍、8メガロムである。それにしてはグラフィック能力・色数が格段に増えたことで圧倒的に増えた印象もある。
クリアのコンプリートは96、このためにはある程度隠し要素の覚えも必要になるかも。自分らの場合はやりながら思い出していくことでなんとかコンプリートを達成し、クリアすることができた。
とくに大変なのはお化け屋敷。隠し扉の出し方や場所、コインスイッチの使い方で結構試行錯誤が必要になる。
本作が相変わらずスーパーマリオであること、そしてセーブ機能によるいつでも始められる/止められる手軽さ+完全クリアを目指したくなるボリュームなどやりごたえは容量以上に膨らんでいる。スペシャルコースは結構きついが、最後のコインで作られたメッセージを駆け抜ける時の達成感は是非同時代を過ごした人々なら味わって欲しい。
「萌え」って…
米マイクロソフト、SCOからUnixの特許とソースコードをライセンス取得
MS、SCOからUNIXのライセンス取得
UNIXのライセンスを持っているSCOが、IBMを相手に自社のコードをLinuxに無断転用したとして訴えたことが以前から話題になっていたが、今度はそれにMicrosoftが一枚加わるかもという話。と言っても今の段階では単にSCOが持っている件のUNIX関連特許に関するライセンスを受けたというだけの話だが。SCOのこれら派手な訴訟戦略は身売りをねらった戦略だという話も以前からされているが、今回の契約成立によって今後どのような展開を見せるのか、予断を許さない。ただこのままではビジネス用途においてLinuxが使いづらくなる可能性もあるので、それだけは避けてほしい。あ、BSDを使えばいいのか?
先週末、会社の人たち(と言っても半数はすでに退社しているが)の集まり(まじめなミーティング→飲み会→カラオケ)に参加した。自分は相変わらずの自分語りと周りを引かせるカラオケの選択を行い、帰宅後はいつも通りの自己嫌悪だったが、集まり自体は楽しかった(興味深い、の方ね)。仕事が一段落つきそうだということもあって最近堕落気味だが、もっと自分を磨こう、とちょっと前向きな気持ちになった。と、ここに書くには似つかわしくないことを書いてみる。
話は変わるが、「萌え」という言葉がどうも苦手だ。と言うかはっきりいって嫌いだ。もちろん本来の意味ではなく、「(あるキャラクター、アイドルなどが)かわいすぎてもだえてしまう」という、最近よくネット上で見られる表現のほう。
これ、元々アニメオタクの方々のコミュニティで使われはじめたのが最初のようだが(パソコン通信時代から。詳しくはWebのいろんな所に解説文があるので自分で調べてくれ)、最近は現実のアイドルや女優などに対しても使われることが多い。もちろん、最近よく巡回するモーヲタさんたちのサイトでもよく見る表現で、いい加減慣れてもいいのだが、どうもこれを見るたびに何か恥ずかしいような気持ち悪いような、何ともいえない居心地の悪い気分になる。
どうしてなのか、自分でもよくわからない。あえて言えばこのような自分の内面に関する肉体に近い部分から発する感情を、ネットのような特定のコミュニティでのみ通用する語彙で表現してしまうことに対する違和感か。うーん、ちょっと違う気もする。
それとも個人的に親しくなることがまずあり得ないアイドルや、そもそも人間ですらない創作上のキャラクターに恋愛感情を抱いている様を見たときの嫌悪感が、その象徴といえるこの単語を見たときに一番感じるからか。どちらかと言えばこっちのような気がする。
ただ、最近恋愛感情といったものを全然抱かない自分にとっては(ちっとも人を好きにならない)、「萌えー」って言っている人に無意識のうちに嫉妬しているのかもしれない。と言うわけで、何が言いたいかと言えば「愛をください」といういつものオチだったりする。誰か俺と遊んでください。ただのデブのパソヲタですが、よろしくお願いします。
漫画家ミュージシャン対応表
土曜日(10日)管理人3人が集まって行った「鬼畜学園再就職記念コンパ」において、我々は漫画家とミュージシャンを一対一で対応させるとどうなるのかという知的遊戯を行った。以下の対応表はその成果である。
手塚治虫 | ビートルズ |
石ノ森章太郎 | ローリングストーンズ |
藤子不二雄 | ビーチボーイズ |
水木しげる | ボブ・ディラン |
ウォルト・ディズニー | エルビス・プレスリー |
つげ義春 | ベルベット・アンダーグラウンド |
横山光輝 | ニール・ヤング |
赤塚不二夫 | ルー・リード |
さいとうたかを | レッド・ツェッペリン |
白土三平 | ディープ・パープル |
楳図かずお | ブラック・サバス |
秋本治 | スティービー・ワンダー |
荒木飛呂彦 | クイーン |
ジョージ秋山 | 三上寛 |
あだち充 | サザン・オールスターズ |
高橋留美子 | マイケル・ジャクソン |
本宮ひろ志 | AC/DC |
江口寿史 | スタイル・カウンシル |
鳥山明 | ガンズ&ローゼス |
宮下あきら | メタリカ |
岡崎京子 | トーキング・ヘッズ |
吉田秋生 | スミス |
かわぐちかいじ | U2 |
浦沢直樹 | REM |
漫☆画太郎 | ピクシーズ |
青木雄二 | ストーン・ローゼス |
よしもとよしとも | フリッパーズ・ギター |
福本伸行 | ニルヴァーナ |
井上雄彦 | オアシス |
松本大洋 | レディオヘッド |
黒田硫黄 | ストロークス |
つのだじろう | つのだ☆ひろ |
無論、読者にとって納得できない対応も多かろう。
異論・追加意見等があれば遠慮せずツッコミを入れてほしい。
機動警察パトレイバー2 THE MOVIE ★★★★★
かつて正義のために戦地に赴き、空しく国家に裏切られた軍人、柘植。彼が起こした東京テロに対抗するためパトレイバー(つーか後藤)が行動する話。
何らかの敵に対し能動的に動いて最後はレイバー部隊でやっつけるという骨子は前作とほぼ変わらない。ただ本作は、前作では裏方で遊馬一辺倒な話にアクセントを付ける存在だった後藤(前作では名前も覚えておらず「部長みたいな人」と書いているぐらいサブな人)が前面に押し出され、よりハードボイルドな感じが強まっていてよろしい。
それはテーマが「身近に起きた戦争状態というリアリティ」なので、最早遊馬程度でどうこうできるレベルではなく、後藤とあの女のボスみたいなやつ(こっちは名前覚えきれなかった)が本気で考え・行動することになる、スケールの問題があったんだろう。パトレイバー自体に思い入れのない自分としては、前作のようないかにも「レイバー大活躍中」のようなストーリー展開より、警察・自衛隊という国家組織まで巻き込み、要所に計り知れない情報スパイを挟み込んで、なんというか一つ一つの場面展開にもよく表れているんだけど、戦争のリアリティを追求したのがかなり良かった。
現代の日本での、しかも首都圏における戦争状態を想像することは自分にはできない。じゃああの、新宿マイシティ前で毒ガスもどきが散布され、戦車に乗った軍人がたばこ屋のおばちゃんからタバコを買う、この映画におけるいかにもな風景、もっと言えばおしつけがましいリアリティ描写は一体なんなんだろう。
現実と現実感てのは違って、前者は客観であり、後者は個人それぞれが感じる主観的なものだ。リアリティはそりゃもう無限にリアクションしてしまうけれども、リアルってのは日常の半径いくらかにおける、かなりこじんまりとしたものである。
折しもアメリカーイラク戦争終結直後の今、例えば子供が死んで悲しいと嘆く人の映像があったとして、「あらかわいそう」「へえ」「ふーん」「あっそう」とか色んな感情を抱くであろうが、それは俺のリアリティにはならない。ただあるのはそういった一時の感情と、普通の日常である。与えられた平和、他の犠牲のもとでの平和であってもそれが多くの日本人のリアルであり、正直リアルで日本で戦争が起こるなんてちっとも思っていない。仮に戦争になっても多くの日本人がそれと気付かず座して死ぬんだろう。自分もその中の一人になりそうだ。
よってリアリティは必ずしもリアルの裏付けを必要とするわけではない。映画におけるリアリティは、ストーリー展開に対する人物の考え・行動に説得力があるかどうかだと思う。一発の爆弾による女ボスの呆気に取られた顔から、段々極度の戦争状態に陥り、それが麻痺して日常になってしまう感覚。秀逸なリアリティ描写のゴリ押しは、否応にも観る側をストーリーに入り込ませてくれる。それを最後に後藤の「東京で戦争はせますぎる」という言葉でリアリティからリアルに戻される感じ。よって柘植逮捕の所はあまり覚えていない。
最後に流れるクレジットでは、最初後藤で次女ボス、レイバー部隊、その他大勢、スパイ、最後柘植の順だと思っていたが、ノア(漢字わからん)や遊馬といったレイバー部隊の中に後藤や女ボスが紛れ込んでいたのは意外だった。あくまでパトレイバーという感じなのかもしれんが、組織に愛想が尽き、それに対してどう反応するかという時の後藤と柘植の差、後藤はそれでもなおレイバー部隊として行動し、柘植は未来を見たかったと語る。案外最後の最後、これを物語りたかったのかもしれない。
機動警察パトレイバー劇場版 ★★★★☆
人型ロボット・レイバーを独占的に市場に供給する篠原重工。その新型OS「HOS」を搭載したレイバーが暴走する事件が多発した。これを解明するパトレイバーの人達の話。
本作は漫画「機動警察パトレイバー」が原作になっているものの、原作及びアニメ版とは全く切り離して考えるべき作品なんだろう。クレジットも「原案」になってるし。自分自身パトレイバーの漫画は未読で、またアニメもかなり昔に1話見たことがあるなーぐらいの記憶がある程度で、「パトレイバー」初体験といっても差し支えなかろうがそれでもなんの違和感もなく、例えば登場人物のポジショニングがイマイチわからんとかは無く、すんなり見ることができたのはポイント高い。
監督は押井守。AVARONでも少し触れたがこの人は実写映画でさえアニメの方法を用いざるを得ないようなアニメ職人で、アニメを作らせると非常にうまい。素人目から見てもアニメは実写に比べてまずカメラ撮影ではなくセル画である点で見せ方の方法が違うんだろうし、またリアルワールドではあり得ない状況設定、場面設定も絵に描くだけで一発という違いがある。この辺は利点でも欠点でもなくたんなる実写とアニメの違いではあるが、そこの使い方を心得ている、要するに押井守はじめIGなどのアニメ職人集団が気合い入れて作ると、アニメとしておもしろくはなる。よく押井作品の演出がいいと言われるのもこのへんなんだろう。
でストーリーもかなり骨太な感じ。遊馬というキャラクターが犯人を追いつめる過程がテンポ良くまとまっていて、さらに別で行動している部長みたいな人と刑事二人のやりとりが深みを出している。自分はレイバー部隊に対してなんの思い入れもないので、あの台風で海の真ん中に行くぐらいまでがかなり入り込んで見ることができた。逆にこういうハードボイルドな感じをアニメでやられるとムカついてくるとかあるなら逆効果だな。
あとはもう、アニメを受け入れられるかどうかって話になりそう。世の中にはアニメというだけで全否定という方も結構いらっしゃるようで、このへんは個人の主観であるからダメなもんはダメでしょうがないが、アニメに特に抵抗がない諸氏は楽しめるんじゃないかなあと思う。
参考までに好きなアニメベスト3でも書いとくか。現時点で浮かんできたやつ&暫定ね。
1.ベルサイユのばら
2.未来少年コナン
3.ハイジ
仮に「特撮も有り」てなったら1位に怪傑ズバットが食い込んで以下順送りになる。こういう趣向でもまあまあ楽しんで見れます。
雑感
ジャストシステムが一太郎とATOKをLinuxに移植することを発表したそうだ。いよいよLinuxでも本格的にデスクトップ用アプリケーションの移植が進むのか?(OOoはあるけど) しかし最初はWINEを利用した移植だそうで、某所では落胆した意見も聞こえる。ネイティブ化はまだまだ先か。
どうでもいいことだが、俺もThinkPadに入れたLinuxを結局消してしまった。Linuxを使いたかった最大の理由がX11だったのだが、cygwinを入れるとあっさり解決してしまったからだ。これに加えてstone+OpenSSHでトンネリングし、会社からも楽に自宅マシンのメンテナンスができるようになった。ファイヤウォール内のMacやWindowsもこのトンネルを使い、VNCで会社からいじって遊んだりしている。
最近野坂昭如にはまっている。といっても小説ではなく歌。頭の中では「マリリン・モンロー・ノーリターン」がずっとループしている。最近の俺の気分もこの歌詞に近い。「♪この世はもうじきおしまいだ」 微妙に音程をはずしているのも味があって良い。
通信教育の学習もぼちぼちやっている。経営学のテキストは内容がすばらしく偏っていてなかなか楽しいが、とりあえずそれはざっと目を通す程度にして、今はレポート用の参考資料を読んでいる。ただテーマをマニアックに絞りすぎて課題からずれているような気がしてきたのと、5月下旬のレポート締め切り(ここまでにレポートを提出しないと7月の試験を受けることができない)に間に合わなそうなので、7月の試験は英語3科目(6単位)を受けるのみになりそう。英語のテキストを眺めると高校レベルだったので問題ないとは思うが、落とすと恥ずかしいので勉強はするつもり。
サイトもちょこちょこといじってみた。まずカウンタに今日と昨日の項目も追加。ページはJSPで作成しているのだが、JavaはよくわからないのでDBからデータを引っ張ってくるときにSQLで昨日・今日の判定をやるという汚いプログラムになっている。あまり人には見せられない。ただ、とりあえずPostgreSQLの勉強にはなったのでよしとする。
あと、普段巡回しているサイトのためにアンテナも作成。本当は自前でアンテナを用意したかったのだが、そんな手間も技術もないため、はてなアンテナでお茶を濁す。とりあえずブックマークから適当にサイトをぶち込んだ。このサイトのリンクにモーヲタ(「モーニング娘。」ファン)系テキストサイトなどを入れると他の二人がいやがるので入れていなかったのだが、その分こっちには大量に入っている。その他のテキスト系サイトも含めて、個人の日記系サイトはリンクから外してこっちのみにぶち込もうと思う。
あとおまけに、このサイトもアンテナから拾えるように、日記ページに最終更新日時を表示するようにした。このサイトの更新をアンテナから取得したいという酔狂な人がもしいれば、日記ページを使ってほしい。トップだとカウンタが回りまくるので。
カウンタといえば、このサイトのカウンタは純粋なページビューを計っていて読者の重複を省くようなことはしていないため、短期間にリロードしてもリロードした分だけカウンタが回ってしまう。だから通常のカウンタより回るのが早いと思うが、特に直すつもりはないので(だって面倒だし)、そういうものだと思ってほしい。ついでに書くと、このトップページは月に1000ページビュー程度なのだが(だって無名サイトだし)、サイト内のページの中には3000ページビュー/月なんてページもある。どこかはあえて挙げないが。このサイト、身内以外にはほとんど何も宣伝していないので、ほとんどの人が検索エンジン経由で来る。そんなサイトではキラーコンテンツが重要なのだなとこの数字を見るとつくづく思う。
だらだらと書いたがこの辺で終わる。眠いので。
Career Opportunities
下に書いてある通りです。再就職しました。今度は派遣でなく、ちゃんとした正社員。というわけで年金とか保険とかその類のものは基本的に完備。失業保険にも加入してるので、これで安心してクビになったりもできる。年末にはボーナスなんかも出るかもしれない。でも出ないかもしれない。
で入った会社がどんな会社かというと、すいません、ちょっとそれは伏せさせておきます。つっても別にやましいことをしているというわけではなく、業務が割と特殊な会社なので、それを言うと特定されてしまう恐れがあるわけですよ。まあそこまで過敏になる必要はないのかもしれないけど、誰が見てるか分からないのがネットだから。例えば私がこの日記で「上司が常にハミチンしていて困る」などという文章を書いて、それをその上司が見て自分のことが書かれていると気付いたとしたら私の立場上非常にまずいことになるわけでして。
ちなみに私がプーを始めたのは、前の派遣会社の契約が切れた4月1日からなので、失業生活は実に1ヶ月以上に及んだことになる。その間受けた会社は4つ。実際には色んな意味で切羽詰まってたわけだが(いや、失業者って普通切羽詰まってるでしょ)、そのくせに受けた会社は4つだけ、しかも面接にまで至ったのは2つだけ、というこの体たらくは一体どういうことなのだろうか。答えは簡単である。「ファイヤーエムブレム」が私を呼んでいたのだ。就職も確かに重要だが、世界征服を企む悪の帝国を倒す重要さに比べれば屁みたいなものである。
ところで私が受けた4つの会社の内訳だが、一つは当然私がこれから勤務する会社。二つ目は筆記で落とされた怪しい貿易会社。ちなみにその筆記試験の問題が中学生レベルだったことは誰にも言わないように。それで三つ目が何故か英会話塾で、希望職務は当然英会話講師。アホか俺は。一応面接までこぎつけたのだが、そこで待ってたのは面接官の「教えることに対する熱意が感じられない」という言葉だった。感じられないのは当然である。そんなもの初めからないのだから。「君みたいに優秀な人はほかにいくらでも就職口があるんじゃないの?」とも言われ、自分の優秀さに酔い痴れたりもしたが、結局採用されることはなかった。四つ目(何やってる会社か忘れた)は書類選考に二週間かかる所で、書類を送ってからそろそろ二週間になる。というわけで戦績は1勝3敗に限りなく近い1勝2敗1分け。ま、1勝がありゃいいわけだしね。
というわけでさらば無職の日々よ。いやね、私みたいなダメダメ君でもプー生活がこう続くとたまに不安になったりしてたのよ。もうちょっと真人間寄りの人だとそれがより頻繁になり、筋金入りのダメ人間だと全く不安を感じないのでしょう。つまり私は平均よりもちょっとダメ男寄り、といったところだろうか。いずれにせよその不安から解放されたのは素直に嬉しい。でもこれから職安が恋しくなるかも。「俺を励ましてくれたあのおばさん元気でやってるかなあ」って。
最後に一つ。求職活動に関してはbitchには思いっきり世話になったので、この場を借りて礼を言っておきたい。こうしの方には世話になった覚えは全くないので、礼は別に言いません。