bloodthirsty butchersに田淵正式加入!

強化週間を無視して



http://www.riverrun.co.jp/bloodthirsty_butchers/

このトップですぐわかるように、タイトル通りbloodthirsty butchersに田淵幸一が加入した。もともとナンバーガールとbloodthirsty butchersは毎年恒例で通算3回行われた「Harakiri – kocorono Tour」でおよそ義兄弟の契りを交わすほどの関わり方をしていて、ここの関係はちょっと特殊なものがあった。例えばbloodthirsty butchersの札幌時代からの盟友であり自身ファーストライブから観ているという吉野寿及びイースタンユースとbloodthirsty butchersとは、互いに距離を置きつつ尊重しあうという姿勢をとっていたが、ナンバーガールとはある種家族的な付き合いをしているような雰囲気もあった。

そして昨年10月の解散。その後向井・田淵はそれぞれブッチャーズのライブやイベントに参加したり、解散後も関わり合いを続けていたが、田淵加入が決定的になったのはbloodthirsty butchersのニューアルバム「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」の5曲目「悲しみをぶっとばせ」だと思われる。

この曲はインストルメンタルで、演奏には田淵とアヒト・イナザワが参加している。聴いてみるとギターよりもドラムの鳴り具合がすげえ良くて、ブッチャーズがWドラムやったらこんなんなるのかー、つーかアヒトのドラムってやっぱいいよねと感激したものだった。恐らくアヒトは電子ドラムたたいてる。

曲タイトルとサポートメンバー(実質励まされメンバー)。正直欲しい音はアヒトだけど、加入するなら田淵かなぁ・・・。なんてぼんやり考えながら聴いた記憶がある。

bloodthirsty butchersの雰囲気を感じるのに一番直接的なのはインストルメンタル楽曲を聴いてみることだ。傑作kocoronoのアルバムの中での「7月」の開放感、あれは開始後に流れるインストが大きな役割を果たしている。すごく落ち着くものだ。また「プールサイド」という曲は(これまたすごい好きだ)未完成に入っているアレンジバージョンよりも、LUKEWARM WINDの中のインストバージョンの方がよろしい。

で実際に田淵加入による影響を鑑みるに、元々ナンバーガールの曲は向井が一人で担当し、田淵自身はギター職人であったため曲調への影響は少ない。一番デカいのはライブだろう。ジャガーかジャズマスターかわからんけどでっかいギターを鳴らす様はかっこのいいものだ。音も厚くなるだろうし、彼らのサウンドが好きなものとしてこの変化はうれしい。

でこれを本当に田淵幸一の出来事であると想像するのも結構楽しい。

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