宇宙から降ってきた隕石に地球外生命体がいた。
これ見ると、やっぱ俺っていわゆるCGにまったく興味ないなぁと思う。だってその地球外生命体全般がCGで描かれているのだけれども、そこには怖いとか、綺麗とかすごいとかなんの感情も生まれず、ただ「ああこれ技術屋のオナニーだなぁ」としか思えない。
そもそも、地球外生命体の進化の過程を地球にあわせるってどういうことよ。発想貧困すぎるぜ。翼付いてりゃ空飛ぶってか。せっかく技術屋がオナニーしようとしているんだから、もうそいつらの思い思いのイメージでクリーチャーを描いて欲しかった。だから最後の最後に出てきた肛門だけはおもしろかったし、ああいうのの小さい版を途中の話の中で取り入れればよかったのに。
途中に挿入される小話みたいのがまた最悪で、「クリーチャーにびびるバカ」というのがふんだんに盛り込まれていて、あからさまに読めるし全然つまらん。あれには何の意味もないし、見ててバカらしく思えるだけだしないがまし。
しかも、俺ああいうタイプの黒人男優大嫌い。やったらオーバーリアクションするし、動きで小笑い取ろうとするし、なんだろう、エディーマーフィーのプロトタイプみたいな黒人俳優、あれいらねぇ。
全然リアリティのない話なんだから、だってそのへんの一科学者が全世界的な危機に立ち向かうなんて、しかも独力でやろうってんだから、そのへんでもう萎え萎えだし、かといって全くおもしろくないからコメディにもなりきれずすごく中途半端である。
こう書いてると、クソつまらん映画のように見えるが、実はその通りだったりする。ただ最後の肛門だけがなんかおかしかった。ただそれだけ。