ロッククライミングの事故で自らを犠牲にして子を助けた父と、その助けられた兄妹。数年後兄妹は雪山にいた。妹が参加している登山チームが登頂中に吹雪にあい、雪崩にあい、救助にでかける兄。がんばれ兄ら。
えーまず観始めてすぐに失敗したと思った。だって登山の話なんだよねぇこれ。
でまぁ、この映画を観ればもう十分わかるんだけども、「そんな死ぬような状況になるんだったらば、だったらやんなよお前」と。それを言うとそもそもの映画が、無理矢理ヤバイ状況に置いて生死ギリギリの映像を大量に映し出して客を怖がらせようと演出している映画が成立しなくなるのであり、本末転倒であるが、この際映画とは関係なしに、登山はともかく雪山登山ってのは50パーセントくらいの自殺だと思う。
この映画も前に書いたとおり無理矢理怖がらせるという下劣なやり方、これは例えば「U-571」のように仕方なしにヤバイ状況になってそれを切り抜けるというのは見てて見応えがあるが、本作のように「ほんの不注意」とか「バカの煽りに乗った報い」とかだと、正直おまえらそら死んでいいだろと思うんじゃないかなぁ。
これはたぶん中学生あたりが観るととりあえず「怖かった」「ドキドキした」ってなるから、それ狙いでしょ。大人は観なくていい。