兄弟で切り盛りするレストラン。兄は職人気質で腕は立つ料理人で、弟が支配人である。兄のその気性ゆえ、レストランには客がめっきり入らなかった。弟はレストランの成功者の老人に教えられて、スーパースターをレストランに呼んで再起を図ろうとするが・・。
まあなんと言おうか、とくにこうおもしろいっ!ってほどでもなく、めちゃくちゃつまらんってほどでもなく、ふつうに見る分にはそこそこ楽しめるのではないでしょうか。
よく言えばよ!よく言えば!日曜洋画劇場にかなり向いてる作品だ。家族そろってボーっとみれる超安心ムービー。
あでもキスシーン結構あったな。実家にいた頃、当時はレンタルビデオ屋も近くにはなかったんで、仕方なしにテレビの吹替を見ていた。そん時も例えばこう、おお!ジョニー!なんてすてきなジョニーなんでしょう!たぶんアンタがジョニーって名前の男の中で、まあそりゃJonny be Good のジョニーには負けるかもしんないけど、悲しみジョニーよりは間違いなく素敵なジョニーってヤツよ!
おおおマリア!愛しのマリア!愛しの女コマンドーマリア!・・・・とかもう、ああなるほどね、もうすぐね、そうかそうか・・・・。・・・・・。・・・・・・。それまで座って見てたのを寝ころんで見るようにしたり、もうそういうシーンになりますサインを送られた瞬間、俺と姉ちゃんは暗黙の前提のうちに「互いの顔や仕草が見えないモード」にチェンジしたわけです。
そしていざまあそういうグッチョングッチョンなシーンをお互いの呼吸を計りながらやりすごそうと思いきや、親がやたらと反応しやがる。「あら~」とか「まあ!」とかならまだしも、グッチョシーンが長ければ「チャンネル変えろ」って言うの。
ありゃ~・・・。まあ確かに親としては「チャンネル変えろ」が正統派の親かもしれんけどさ、その昭和バンカラ派のサインはつまり、肯定。そう、肯定したことになるのよ!ねぇアンタ!そこまで含んでその合図かよ?
もちろんそういう含みはなく、親としてただもうその場をやり過ごしたいがために彼らは極めて適切なパスを送るのだが、確かにそのパス正しい。正しいけど、点には結びつかないよって当時は思いつつチャンネルを変えていたものでした。
なんだかんだで長くなった。終わり。