ダニエルはふつうのタクシードライバーじゃない。客に頼まれればスピード狂の馬鹿野郎になる。その腕を買われ、刑事エミリアンに協力することになるのだが、今回の相手は日本人のギャング。
前作の1がかなりテンポの良い面白い映画だったので、本作はどうかと思ったが、まあ全体的なノリは変わっていなかった。所々に変なギャグが入り、それがまあ面白いので単純に楽しめる。ダニエルとエミリアンもキャラ濃いいヤツで、また今回は署長がさらにキャラ立ってるので楽しい。
ただし1に比べてやばいのが、ストーリーがかなり薄いってこと。1ではストーリーがまずありきで所々にギャグが入ってる感じだけど、2はなぜかギャグありきのストーリー、それだけにイタリアーノが見るジャパニーズ像ってのが料理しやすい題材だったんだろう。その料理しやすさが異様に鼻につく。
このやばさは、単純にダニエルやエミリアンやその他周りの人々のおもしろさによってカバーされてるんだけど、もしこのギャグすらはずしまくってたらそれはもうとんでもない映画になっていたという、、、博打だ。
救いなのがテンポの良さとわかりやすさ。これだとストーリーの臭さもなんとかいける。90分程度というのもいい。