<%@page import="java.sql.*"%> <%@page import="atmarkit.MyDBAccess"%> <%@page contentType="text/html;charset=EUC-JP"%> キーボード概論
キーボード概論

はじめに

巷にPCが溢れて久しいが、このPCを利用する上で昔も今も確固とした地位を保っている入力装置がキーボードだ。最近のOSでは意志決定にマウスを用いることも多くなり、相対的な地位は低下しているかもしれないが、それでも未だに文字入力では無敵を誇っている。音声認識・手書き文字認識など足元にも及ばない。しかし、近年(といってももう10年近い流れだが)のコスト削減の影響を最も受けた部品であり、そのおかげで最近では出来のいいキーボードが入手困難になっている。

そのような状況であるため、特にキーボードを多用するプログラマなどの中には、キーボードにこだわりを持ち、自分にあったキーボードを探し求めるキーボードジャンキーも少なくない。中には一人で数十台のキーボードを所有する変態さん(ほめ言葉)もいる。IBMの古いキーボードが某オークションで高値で取り引きされたりするなど、なかなか奥深い世界である。

そんな変態さん(ほめ言葉)たちの世界では、当然のようにキーボードの優劣について激論が交わされ、「良いキーボードとは」という命題について一家言を持つお人も少なくない。彼らが開設したウェブサイトには、これからキーボードを選ぼうと考えている人にとってはまさに宝の山といっても大げさではない情報が溢れている。

さて、ここで落ち着いて我が身を振り返ってみると、彼ら変態さん(ほめ言葉)に比べてなんと節操がないのだろうと反省してしまう。使用しているキーボードは材質もレイアウトもバラバラ。まあそのおかげでたいていのキーボードにはすぐに対応することができるようになったが。

というわけで、このページでは私が所有しているキーボードを紹介しながら、どんなキーボードが「良いキーボード」なのか、自省を含めて考えていきたいと思う。
(自分のキーボード紹介は「キーボード特論」にて)


キーボードの基礎知識

「キーボード概論」などという偉そうなタイトルを付けて書き始めたので、貴様はさぞかしキーボードについては博識なのだろうと買いかぶってくれる人もいるのかもしれないが、ここではっきりと書くと、私もキーボードに関してたいして詳しくはない。上で「節操がない」と書いたが、それは中身にはたいしてこだわっておらず、ただ指の感触のみで判断していたからだ。というわけで、ここではキーボードについての一般論を(他サイトからの受け売りで)書くにとどめる。ちなみに用語は通称であり、正確なものではないことをあらかじめお断りしておく。

一般に、キーボードの種別を決めるのは、大きく分けて構造とキーレイアウトの2点だろう。構造は、まず接点の構造からメカニカルタイプとメンブレンタイプ、押した感覚からクリックタイプとノンクリックタイプとがある。メカニカルタイプとは、接点が機械的なスイッチになっているもの、メンブレンタイプとは、接点が単に配線が施されたシートになっていて、キーが押されるとメンブレンゴムが配線部分にくっつくことによって電流が流れてスイッチが入るというもの。言葉にするとわけわかんないが、開けてみてみると仕組みは一発でわかる。こんな感じ。

この他にも最近のノートPCで主流のパンタグラフ式というのもある。内部構造的にはメンブレンゴムを使用しており、メンブレン方式の一種であるが、キートップを支えるのにパンタグラフ上の器具を使用しており、キーストロークをあまり取れないノートPCでもキートップがぐらぐらせず、しっかりとしたキータッチを可能にしている。

これらの組み合わせにより、メカニカル・クリック、メカニカル・ノンクリック、メンブレン・クリック、メンブレン・ノンクリックの4通りに分類できるだろう。よく言われる「カチカチいうのがメカニカル」という認識は間違っていて、正確にはカチカチいうのがクリックタイプ、いわないのがノンクリックタイプである。

次にキーレイアウト。キーレイアウトには大きくQWERTY配列とDVORAK配列があって…というのは冗談で(DVORAK配列なんて未だに見たことない)、一般的には英語101/104キーボードと日本語106/109キーボードのどちらかとなるだろう(ちなみに104/109とはWindowsキーなどが付加されたもの)。これらは日本語入力用キーの有無の他にも違いがあり、アルファベットの配列は同じであるものの、記号キーの配列がかなり異なっている。これらメイン部分のキー配列はそれぞれASCII配列(101キー)JIS配列(106キー)と言う。
この他、かなキーの配列に関しても何種類かあり、旧JIS配列、新JIS配列、親指シフト(OASYSキーボード)が主なキー配列である。しかし新JIS配列はほとんど普及せず(1999年3月20日にJIS規格から廃止)、親指シフトもその変換効率の良さから根強いファンを持つものの現在衰退しており、一般的に出回っているかなキー配列は、ほぼすべて旧JIS配列である。

この他にもコントロールキーの位置やスペースバーの大きさ、キーの傾斜の方式など細かい違いがたくさんあり、それぞれがキーボードを特徴づけるものとなっている。で、これらをまとめて一般的に最も人気のある組み合わせだと私が考えているのが、

メカニカル・クリック・ASCII配列・Aの左横にコントロールキー

である。一般的にメカニカルキーよりもメンブレンの方が安価にできるため(一般に出回っているキーボードのほとんどはメンブレンである)、メカニカルに高級感があるということもあるだろう。実際メンブレンキーボードの中にはひどいのもあるし。また、ASCII配列はプログラミングの際に多用する記号キーの入力がしやすい、使用しないかな配列が印字されていないから見栄えがいい、スペースバーが大きいなどの点で人気がある。しかし、私が気に入っているのは以下の組み合わせである。

メンブレン・ノンクリック・JIS配列・Aの左横にコントロールキー

要はコントロールキーの位置さえずらせば一般的なものでも言いということですな。キーバインドはフリーウェアで簡単に変えられるので、このままだと本当に何でもいいと言うことになってしまう。しかし、事はそこまで簡単ではない。最終的にキーボードを決めるのは指の感覚だ。

というわけで、他の変態さん(ほめ言葉)たちも最終的には指の感触で決めるのだろう。ということは、結局「良いキーボードなんてその人のフィーリング次第だよ」なんて無難な結論に落ち着いてしまうのである。であるから、これから私があなたの気に入っているキーボードについて酷評しようとも、「こいつはこのキーボードの良さがわからないほど指先がおめでたいおバカさんなんだな、へへん」と思って自らの信じる道を突き進んでもらいたい。

次のページにて、私の所有するキーボードとそれに関する戯れ言をたらたらと書き記したい。

P.S.「受け売り」と書いたけど、結局俺の腐った脳内だけで文章を書いてしまった。ウラは各自でとってね。
あと、メンブレンスイッチについてもう少し詳しく紹介しているサイト(実際にメンブレンスイッチを製造しているメーカーのサイト)を見つけたので紹介しておく。「なるほど!メンブレン」(長野テクトロン社)